なんとも豪華！ルービンシュタイン、オーマンディ＆フィルハーモニア 役者揃い踏みの「皇帝」63年ライヴ 美しく明るい音色で瑞々しさをたたえたピアノ。かくしゃくとして背筋のピンと張った姿が目に浮かぶルービンシュタインの皇帝。得意曲であったらしく彼には3種ものスタジオ盤があり、同じ年にはラインスドルフ＆ボストン響（RCA）と2度目の録音も行われています。演奏当時76歳のライヴは、オーマンディの指揮でフィラデルフィアを思わせる勇壮華麗な響きを聴かせるオケにも支えられてめっぽう格好良いベートーヴェン。また、好んで取り上げたロマン派の作品が並ぶ後半のリサイタルでは、やはり代名詞といえるショパンが圧巻。 ①ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」 ②ブラームス：狂詩曲ト短調Op.79-2 ③ブラームス：間奏曲変ロ短調Op.117-2 ④ブラームス：奇想曲ロ短調Op.76-2 ⑤シューベルト：即興曲第3番変ト長調D.899-3 ⑥シューベルト：即興曲第4番変イ長調D.899-4 ⑦ショパン：夜想曲嬰へ長調Op.15-2 ⑧ショパン：練習曲嬰ハ短調Op.10-4 ⑨ショパン：英雄ポロネーズ変イ長調Op.53 アルトゥール・ルービンシュタイン（P） ①ユージン・オーマンディ（指） フィルハーモニア管弦楽団 録音：①1963年6月14日ロイヤル・フェスティヴァルホール ②～⑨1958年11月29日BBCスタジオ