ついにセイコー腕時計も国際水準に達したと認められた記念すべき製品のセイコークラウンになります。１９５９年（昭和34年）に製造販売されました。大型のチラネジなしテンプや安定した性能の耐震装置や給油不要のゼンマイの採用など、それまでのセイコー製ムーブメントとは一線を画すものでした。地板も大型になり、それによるメリットを活かしました。出品の物は21石になり、クラウンの基礎キャリバーに位置づけされ、一番生産数が多かったと記憶しています。出品の物は1960年（昭和35年）6月製造でケースは非防水型のスナップ式オールステンレスになります。風防は使用傷はありますが綺麗です。文字盤は少し傷と汚れがあります。精度は測定結果の写真を添付しています。修繕履歴は分かりませんが、概ね良好です。きちっと修繕整備した時が非常に楽しみです。今付けている皮ベルトはコレクション用に付けていますが、新しいベルトを付けてあげていろんな所へ連出して下さい。