【希少】キングレコード 歌で綴るキング永遠の歌謡大全集5 三橋美智也

ワールドファミリーレコード　キング　NAS-765 三橋美智也の世界 曲目/ 1. おんな船頭唄 2. りんご村から 3. 哀愁列車 4. 母恋吹雪 5. ギター鴎 6. おさげと花と地蔵さんと 7.夕焼けとんび 8.赤い夕陽の故郷 9.俺ら炭坑夫 10.あゝ新撰組 11.達者でナ 12.古城 　三橋美智也を知っているなら相当のご年配の人です。多分50年代がリアルタイムで知っている最後の世代では無いでしょうか。ワールドファミリーレコードが販売した「歌で綴るキング永遠の歌謡全集」の5枚目のレコートです。全体は東海林太郎、春日八郎、三橋美智也、岡晴夫、大津美子、バーブ佐竹、ペギー葉山、岸洋子等々の歌手で構成されていました。ジャケットの写真が若々しいです。その中で春日八郎と三橋美智也だけが単独で1枚を構成していました。6枚目はその春日八郎と三橋美智也のコンピュレーションになっていました。何せ二人はキングの看板歌手でしたからとても、一枚には収まりきりませんからね。個人としてはそちらに、「星屑の町」が含まれていてそちらも欲しかったのですが、残念ながら売切れでした。 　個人的に一番好きなのは「古城」です。カラオケに行ったら必ず歌う一曲です。格調高いこの歌い方は、曲にぴったりのイメージです。文語調の歌詞ですが、いにしえの城跡を振り返るには相応しい文言で哀愁を誘います。この曲は彼の代表曲で、レコードが高かった時代に売上は300万枚に達する売り上げを記録しています。 　最近時代小説を多数読むようになって、ますますこの歌が身近なものに感じるようになって来ました。民謡出身の歌手ということもあって、三橋美智也の声は独特の張りがあります。もちろん子供心に最初からこんな歌を聴き親しんだのではありません。三橋美智也を聴くきっかけとなったのは、他でもないテレビドラマの主題歌の「怪傑ハリマオ」です。当時は誰が歌っているのか気にしませんでしたが、やはりこの独特の歌い方に引かれたのでしょう。残念ながら、三橋美智也の全集にはお子様向けの低俗ドラマであったこの主題曲は含まれません。 　三橋美智也は輝かしい経歴の持ち主で、1983年には日本の歌手として史上初めてレコードのプレス枚数が1億枚を突破する記録を打ち立てています。これは日本の歌手では未だに破られていない（2005年現在)というこです。