手吹きガラス　民芸ガラス　『倉敷ガラス　小谷眞三の仕事　小谷眞三編著』　小谷ブルー　外村吉之介　カバー付　1998年

酒瓶、ワイングラス、水差し、ソース入れ、蓋物・・・
身近にいてくれるだけでさわやかな気分を覚える吹きガラスの数々・・
コップ作り一筋に生きる工人の美に遊ぶ、倉敷ガラスである。・・・
この工人は、十年前クリスマスツリーに飾る小さなガラス玉を吹いていた。
勧める人があって用器を作るようになったが、師はなく、独学。道しるべが必要であった。
・・・
・・・
だから、倉敷ガラスの種類は少ない、色数も少ない。手作りだからゆがんでいる、泡がある。
吹きガラスに魅せられた人がしきりに乞うためであろう。
「これは見本ではありません私だけの参考品です」
・・・文字が代行して語る。ガラスの壺の中には
工人、小谷さんの生命がある。
｛季刊銀花第22号 夏　倉敷ガラス＝倉敷の小谷真三の仕事（文化出版局1975年発行）｝より抜粋。

本書はクリスマス用装飾玉吹き作りから倉敷民藝館のメキシコのガラスコップの試作を依頼されたのかきっかけで吹きガラスに 魅せられた
工人小谷さんの倉敷ガラス（館長外村吉之介さんが命名）約30年間の「小谷ブルー」を中心とした吹きガラスの作品集です。

●　「倉敷ガラス　小谷真三の仕事」小谷真三編著

●　目次
　　　写真でみる倉敷ガラス
　　　　ぬくもりの器
　　　　カラスの宴
　　　　瓶のフォルム
　　　　無地極上
　　　　ワイングラスができるまで

　　　本文
　　　　倉敷ガラスに生きる　　　小谷眞三
　　　　　☆
　　　　小谷さん、元気かな　　　永六輔
　　　　水島ガラス創製記　　　　三宅登志夫
　　　　・・・
　　　　小谷さんの言葉（小谷語録より）　岡田弘
　　　　倉敷ガラス　小谷真三の仕事　　　外村吉之介
　　　　　あとがき

●　発行　里文出版　平成10年10月1日　第一刷発行　本体 3,400円

●　サイズ18㎝×25㎝　161ページ

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