商品は、F-TOYS(エフトイズ コンフェクト)から、2008年に発売された『1/144 WORK SHOP Vol.12DX BIPLANE COLLECTION 複葉機コレクション』より『01.ソードフィッシュ b.イギリス海軍航空隊 空母「アークロイヤル」搭載機 所属部隊不詳 1941年5月』になります。
外箱開封済み。ブリスター未開封の新品になります。リーフレットもあります。
機体上面を英軍特有の雲形迷彩に、機体下面をライトグリーンで塗装してあります。
機体番号は2Qで、1941年5月26日のドイツ戦艦ビスマルク攻撃に参加した機体です(戦果を挙げたのは、2P,2Aor2Bの3機)。
ちゃんと3人乗り込んでおり、ちゃんと後部銃座の機関銃も再現されてます。胴体下面には黒塗りの魚雷を一発吊ってます。
翼の間にはたくさんの支柱があり、再現度の高いソードフィッシュになります。
ビスマルク撃沈に絡んでる機体なので、ビスマルクの模型と一緒に飾ってはどうでしょうか?(ビスマルクが嫌がるとは思うが・・・)
◆趣味のソードフィッシュ雷撃機
『あの忌々しい複葉機を思い出すわね』(byビスマルク・ツヴァイ)
1941年5月26日のビスマルク追撃戦において、英空母アークロイヤルから発進した15機のソードフィッシュ雷撃機の編隊が投下した魚雷の内、2本がビスマルクに命中(ソードフィッシュの損害は0。全機無事に帰還)。
艦尾に命中した魚雷はビスマルクの操舵装置を破壊し、ビスマルクは操船不能に。ソードフィッシュは大金星を上げます。
その後、駆け付けたイギリス艦隊の集中砲火を浴びるも沈まず!(頑丈だなあ) 最終的にどうにもならなくなったので、ビスマルクは自沈します。
ビスマルクを沈める為に繰り出したイギリス側の戦力は、
戦艦2
巡洋戦艦3
重巡2
空母2
巡洋艦3
駆逐艦5
合計:17隻
うむ、情け容赦ないな、イギリス海軍。話によるとビスマルクを沈める為に、出撃可能な全大型艦艇を出撃させたのだそうな。
と、欧州最強の戦艦ビスマルクの撃沈に一役買ったソードフィッシュ雷撃機になります。
ソードフィッシュはイギリスが誇る雷撃機。
複葉機なのに2396機も生産され、第2次世界大戦中、無敵の雷撃機でした。
・・・なぜならば、ドイツが空母を持ってなかったから。
鈍足な複葉機なので戦闘機と戦ったら勝ち目は皆無なのですが、そもそも大西洋には敵の戦闘機が居ないので、複葉機のソードフィッシュで対艦攻撃は十分活躍できたとゆー。
太平洋で日本とアメリカの雷撃機が双方の戦闘機に落とされまくったのと対照的ですね。
四方を海に囲まれたイギリスでは、航空機を遠くまで運ぶために空母という艦を世界で最初に作りました(当時の飛行機は航続距離が凄く短かったので、飛行場船を作った)。
最初に作られた空母は巡洋艦を改造したものだったので、浮き上がりやすい複葉機が艦載機として最適でした。何せ複葉機は向かい風だったら5mぐらいの滑走距離で離艦可能だから。
なので日本海軍の艦載機も日中戦争の頃まで複葉機でした。
イギリスのフェアリー社は1930年にギリシャ海軍向けの複葉機TSR.Ⅰ(TSRはTorpedo Spotter Reconnaissanceの略で、魚雷・索敵・偵察)を作りましたが、イギリス海軍は採用せず、ブラックバーン社のシャークが採用されました。
TSR.Ⅰは、信頼性の低い液冷エンジンを搭載しており、スピン特性が悪いという欠点があった為、フェアリー社では自主的に改良型のTSR.Ⅱを開発。これがソードフィッシュ雷撃機としてイギリス海軍に採用されます。
やっぱり複葉機で、鋼管のフレームに帆布張りの旧式な設計でした。750馬力で最高速度が時速220km。急降下しても時速390kmしか出ません。
操縦は素直で簡単。どんな荒っぽい操縦をしてもスピンしたり失速したりしないという抜群の操縦性、そして頑丈さ。更に修理と整備も簡単。複葉機の最終世代だけあって、最高性能の複葉機です。
まあ、同じ頃、日本では全金属単葉引き込み脚の97式艦攻が飛んでますし、アメリカではTBDデバステーターが飛んでるんだが。
どう考えてもソードフィッシュ雷撃機は時代遅れなのですが、ドイツが空母を持って無かったという、ただその一点だけで、第2次世界大戦のイギリス海軍の主力機として大活躍します。
まず1940年のタラント空襲。1940年の6月にイタリアがイギリスに宣戦布告しますが、イタリア海軍は強力でした。
そこで1940年11月11日の夜、タラント港から270km南の海上の空母イラストリアスから21機のソードフィシュが出撃し、イタリア海軍が誇る戦艦3隻を大破着底させるという大戦果を上げます。
タラント空襲は日本海軍によって研究され、後の真珠湾攻撃で生かされます。
また1941年5月26日は、空母アークロイヤルから出撃したソードフィシュがドイツの戦艦『ビスマルク』に2発の魚雷を命中させ、一発は艦尾に命中し、舵が動かなくなったビスマルクは操舵不能に陥ります(最終的にこの戦いで沈む)。
ビスマルクには敵機の侵入角度に合わせて、至近距離で砲弾が炸裂する最新鋭の対空砲火があったのですが、ソードフィッシュが遅すぎて(対空砲の設定下限より更に遅い)至近弾にならないとゆー!
更にソードフィッシュは鋼管に帆布張りなので、破片が飛んで来ても穴が開くだけで落ちないとゆー素晴らしい頑丈さを発揮しました。
しかも遅いのと操縦特性が高い為、雷撃コースに乗ってから急旋回したりとかいう無茶な機動すら可能とゆー(単葉機でそんな操縦をすれば、失速して落ちる)。
ソードフィッシュ雷撃機の次の雷撃機に選ばれたのは、アルバコア(フェアリー社)。
豪華キャノピー付き!(ソードフィッシュはコックピット剥き出し)。エンジンが1000馬力になってソードフィッシュよりも速い時速259km(それでも凄く遅い!)。
だが、このアルバコアは失敗作でした。エンジンが最悪で頻繁に故障する上に、飛行中に止まって落ちたアルバコアが出る始末。
現場のパイロットからは、『ソードフィッシュに戻してくれ!』という声が上がり、あっさりと生産終了、退役し、ソードフィッシュに戻ったとゆー。
その後、イギリス海軍にも米軍供与のアベンジャー雷撃機が配備されると、ソードフィッシュにはU-ボート掃討の任務が与えられます(※まだソードフィッシュを使う英海軍)。
複葉機なのにレーダーを装備、ロケット弾を8発搭載して(世界初なんじゃなかろうか?)、夜間に浮上航行してるU-ボートを実際に撃沈してます。
ソードフィッシュは、複葉機ながら大活躍を続け、何と2396機も製造されてます。
そして大西洋を空母に乗って、縦横無尽に大活躍してます。
仮にドイツではなく、日本海軍やアメリカ海軍が敵だったら、空母機動艦隊まるごと瞬殺されてる事、請け合いなんだが・・・。
まあ、そーゆーわけで、第2次世界大戦で大活躍したスピットファイアとソードフィッシュはイギリス人の誇りになってます。
1/144で、全長約7cm、全幅約10cm。
帆布から浮き出た鋼管など精密に作ってあり、かなり出来が良いです。上の翼と下の翼の間には多数の支柱があり、ちゃんと3人乗ってます。
組立は垂直尾翼と水平尾翼の差し込みのみです。
台座付き。
写真の1枚目は、ブリスターと箱とリーフレット。
写真の2枚目は、完成見本。
写真の3枚目は、ブリスターの上から。
写真の4枚目は、ブリスターの裏から機体底面(魚雷を吊ってます)。
写真の5枚目は、リーフレット。
◆発送に関して。
定形外郵便220円で発送予定です(+160円でネットで荷物追跡可能な特定記録を付けることができます)。
定形外郵便は補償がつかないので、ゆうパックでも発送可能です(高くなるが・・・)
プチプチで包んで、封筒で発送予定。
●ゆうパック(60サイズ)
[長崎県] 820円(長崎県内)
[北海道] 1740円 (北海道)
[ 東北 ] 1740円 (青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島)
[ 関東 ] 1410円 (茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨)
[ 信越 ] 1410円 (新潟、長野)
[ 北陸 ] 1150円 (富山、石川、福井)
[ 東海 ] 1150円 (静岡、愛知、岐阜、三重)
[ 近畿 ] 990円 (滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
[ 中国 ] 880円 (鳥取、岡山、島根、広島、山口)
[ 四国 ] 990円 (香川、徳島、愛媛、高知)
[ 九州 ] 880円 (福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、鹿児島)
[ 沖縄 ] 1100円 (沖縄)
・ゆうパックは補償が付きます。
・時間帯指定出来ます。
・荷物追跡可能です。
■ヤフオクの仕様変更で取引ナビに電話番号が表示されなくなったので、ゆうパックをご希望の際はメッセージ欄に電話番号を書き込んでください。
ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルなのはオークションのお約束~♪
他にも色々出品してますので、同梱するとバラバラに送るよりも送料がお得になります(私も発送作業が楽だし! 取り置きも可)
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あと終了直前入札は避けていただけると、出品者としてありがたいです(特に複数落札の場合)。
この商品はヤフオク!一括出品ツール「オークタウン」で出品されています。