SONY　HF46（C-46HFA）Normal Position 【1997年9代目後期モデル】★デッドストック★『カセットテープ史上最長超ロングセラーモデル！！』

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SONY　HF46（C-46HFA）【1997年9代目モデル】ノーマルポジション46分カセットテープ当時の化粧箱付10本Setです。

ソニー・カセットテープ・マニアックス発売記念出品
第3弾1円スタート出品！

※【極上美品】化粧箱は辛うじて原型を留めておりますが、中身は極上美品です！と言ってもコレクションより実用の意味合いの強いモデルですのであまり美品等の外観的こだわりはウリにはならないモデルです。

※※　配送は神奈川県よりヤマト運輸60サイズにて配送です。
送料の参考迄に‥。

SONYの『HF』シリーズはカセットテープ史上、最も長く続いたモデル名の驚愕的超ロングセラーモデルのノーマルポジションカセットテープ。とは言え、HFの原型初代モデルは1969年3月にLHタイプ所謂、ローノイズ・ハイアウトプットモデルとして開発発売された高性能カセットテープ『Hi-Fi（ハイ-ファイ）』として登場。元々、音声録音つまり音声記録としての意味合いの強かったカセットテープがステレオデッキの登場と共に1968年に誕生したカセットテープ史上初の音楽専用カセットテープ、ライバル会社『TDK』の『SD』シリーズに対抗するモデルとして開発市場投入したモデルである。
1973年には改良モデルチェンジされた高級ノーマルポジションカセットテープ『HF』はその後、1978年SONYのノーマルポジション市場戦略において3グレードモデル展開する事となる派生モデルへとして変化し、ノーマルポジションシリーズより一旦モデル名が消失する事となる。

しかし、1979年にSONYのウォークマンの登場と共にカセットテープの需要が世界的に激増し当時、世界中のカセットテープシェアの殆どを牛耳っていた日本国産ブランド、とりわけ『カセットテープブランド御三家』と呼ばれた『TDK』『日立maxell』そして『SONY』のカセットテープシェア争いは熾烈を極め、ウォークマンによるカセットテープ市場を牽引してきたSONYがシェア争いのトップを狙う為に、更なるグレードモデル展開を画策するSONYはスリーグレードシリーズモデルのローコストモデル『CHF』の後継機種として2代目モデル発売から丁度10年後の1983年に『HF』を復活、ローコストモデルの後継機種扱いだが更なるグレードの多様展開戦略により、絶対的なスタンダードモデルとして新たなるHFシリーズとして生まれ変わる事となる。

因みに、その後のSONYのノーマルポジションシリーズは非常に多岐にわたり、全盛期にはHF派生モデル上位機種『HF-S』更に上位機種『HF-X』ハイエンドモデル『HF-ES』そして伝説のフラッグシップモデル『HF-Pro』とグレード展開された上に廉価版のローコストモデル『CDix』シリーズ、ノーマルポジションの低重音を最大限に発揮出来るサジェストモデルとして『HIP.POP』これは『Classis』『Pops』シリーズの流れと同じ音楽ジャンル別にテープを選択するSONYの市場への提案から生まれた販売戦略の流れのモデルで同様ジャンルに『EXST』シリーズモデルはHF-Xのバリエーションモデル、現在ではファンシー系と言われる当時はファッション系と呼ばれた『A-Ia?』（中身はHF）や海外デザイナー採用のバリエーションモデルも数点あり、更に風変わりな所では、「匂い付きカセットテープ」！？の『Cadeau de Pop-ri』の存在、限定品ではあったが、コレもHFのバリエーションモデル。因みにこの匂い付き（香り）カセットテープは驚異的な事に今現在でも匂うのである。この辺りがSONYがSONYであるが故にやり過ぎだろ！的なSONYの悪い癖である。


生まれ変わったSONYのHFシリーズは最終的には初代ファーストモデル1969年誕生から驚愕の2012年、数える事なんと約43年経過し10代名モデルまで系譜を残す事になる。
これはカセットテープ史上最も長く続いたモデル名シリーズではあるが、2012年に市場投入されたSONYのHF最終モデルは残念ながら『日立maxell』のOEM製品である。

何故なら、カセットテープの需要をとうの昔に終えてた時代に細々と生産された9代目モデルは国内製造から早い時期にタイ国へと製造拠点を移しており、9代目モデル以降はSONYは磁気テープ事業から既に撤退していた為である。
つまり、この先カセットテープ製造が細々とまだまだ続くのであれば、日立maxellのモデルがHFのロングセラー記録を塗り替える可能性が非常に高いのであるが、この先どうなるかは誰にもわからない事でもある。

しかしながら当時の良質な磁性体は原料枯渇によるロストテクノロジーと化しており、今現在、現役で流通している磁性体を使用したカセットテープは当時の磁性体のポテンシャルとは比べ物にならないくらい性能が劣り、過去の製品が何十年後の新製品より性能が良いと言う、まるで日本刀やローマンコンクリートを思わせるロストテクノロジー現象が体現出来るのもカセットテープコレクションの楽しみの一つである。
つまり、磁性体メディアが今後、再び主流にならない限りは新たなテクノロジーで開発される事も無く、カセットテープコレクターが代々後世に伝えるべく義務を感じるのは大袈裟な事では無いように思う‥‥。

出品させて頂きましたカセットテープはSONYの最終最後の自社モデルHF46でタイ国製造の後期ロットモデルです。
コンディションは上記の通りです。ノークレーム、ノーリターンお約束出来る方のみご入札宜しくお願い致します。