ジャン マルティノン チャイコフスキー 交響曲６番 悲壮/ボロディン 交響曲2番/サン=サーンス 死の舞踏・オンファールの糸車/ビゼー 子供の遊び/イベール ディベルティメント/マスネ ルシッド ウィーンフィル ロンドン響 パリ音楽院管 イスラエルフィル

マルティノンの初期のCD２種。 “悲壮”とボロディンという交響曲をカップリングした一枚とフランス物を集めた一枚です。ともにマルティンの本領とするジャンルで、両者を代表する格好の録音だと言えましょう。モノラル時代 1950年代からの記録が残されていますが、その頃から既に大変な数の録音が重ねられていて、若きマルティンの評価の高さが窺われます。謂わば“次代のエース”であった訳ですが、デッカには ロシア物フランス物の巨匠 “アルセルメ”が居て…他にモントゥー ミュンシュなど多士済々で、初期の路線がそのまま続かなかったのは残念です。

・ チャイコフスキー “悲壮” 1958年4月録音 ウィーンフィル ウィーンフィルとは唯一の録音だそう　
・ ボロディン ２番 1960年録音 ロンドン交響楽団 初出時はR=コルサコフのオケ曲とのカップリング カラヤンのトスカと同じ事情でデッカ録音ながら発売はRCA“リビング ステレオ”
・ サン=サーンス 死の舞踏・オンファールの糸車/ビゼー 子供の遊び/イベール ディベルティメント パリ音楽院管弦楽団 1960年6月録音 初出時はこれでLP一枚 ポピュラー曲とは言え 結構攻めたプログラミング
・ マスネ 歌劇ル・シッド バレエ音楽 イスラエルフィル 1958年5月録音 初出はマイアベーアのオペラからの編曲の“スケートをする人々”とのカップリング

中でも “悲壮”は圧倒的な名演として昔から有名です。ドイツ系 ロシア系 若手から大ベテラン 大スターまで 多様な名演の揃っている同曲のうちで、“フリッチャイ59年盤”と並んで “別格”の様な 独特の評価を獲得している名演奏だと考えます。この成果にも拘らず… ウィーンフィルとは唯一の録音だそうで、オケかレーベルと何かあったのかも と想像されます。フランス物の一枚をみても マルティンのプログラミングはちょっと独特で… 各地のオケと 折り合いが良かったとも そうでもなかったとも言われる事が多く、その辺りについても少し想像が膨らむところです。

ロンドンレーベルの シリーズ品。2001~2002年頃の購入だと記憶します。第18巻と第58巻ですので同時とは言えませんが、“同時期”は間違いないと考えます。詳しい事情は知りませんが、この少し前の時期まで “ロンドン=デッカ”盤は、キングとポリドールの双方から分かれて発売がなされていました。のちに“キング”発売が終了し “ユニバーサル”に統一されたのがちょうどこの頃で、待ちかねた様に “ユニバーサル”から大量の廉価盤がドッと発売された事を思い出しました。

極美品です。2001~2年頃に求めました。本体 ケース リーフレットとも開封時のままだと思います。

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クリックポスト 185円 （ 本 形状により複数冊 CD 1枚物ケース4個 2枚物ケース2個程度 同梱可能）

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