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ピンク色の石はピンクトルマリン、もっと色が濃い赤色の石はルベライトと呼ばれています。どちらも恋愛に関わる全てにおいて、良い効果をもたらす「愛の石」として大変有名です。この石を身に着けると、持ち主を美しく見せ、さらに内面の美しさをも輝かせるといわれています。愛に対する恐れを和らげ、愛情表現の力を高めてくれるので、異性を前にすると素直になれないという人や、自分を抑圧してしまいがちな人にもおすすめです。恋愛に対して前向きな気持ちを呼び覚まし、一歩踏み出す勇気を与えてくれるでしょう。
インディゴライトは精神に働きかける波動を持つと言われています。直観力や霊性を高め、精神を静めて、物事を落ち着いて考えられるよう、心の波を穏やかにしてくれるのです。そのため、目的意識がはっきりしたり、芸術性に目覚めるともいわれています。今何をしたいのか、何をするべきかが明確になるので、意志表示や表現力が豊かになり、創作活動や勉学においてもサポートしてくれるでしょう。
自然界と強い結びつきを持つ、非常に強力なヒーリングストーンとして知られています。この石の深く美しい緑色は、希望や新しい始まりを象徴し、「物事は成るようになる」ということを教えてくれます。自然は常に移ろい、変化していくものです。焦ったり頑張りすぎたり、誰かと争って勝ち取っても、大きな視点から見れば、全ての物事は自然の流れにのって進むのだということ。そのことに気がついた時、心に平和が戻り、肩の力を抜いて自然体の自分を取り戻すことができるでしょう。また、グリーントルマリンが鉄によって発色しているのに対し、クロムによって緑色に発色しているものは「クロムトルマリン」と呼ばれています。こちらの方が色が濃く深い傾向にあるようです。
トルマリンの中でも、最も強くマイナスイオンを発生するといわれ、「健康ブーム」で有名になったのは、このブラックトルマリンです。マイナスイオンによる健康効果はまだはっきりとわかっていませんが、古来より魔除けのパワーを持ち、免疫力や活力を高めてくれる石として大切にされてきました。持ち主をマイナスエネルギーから守り、不安や悲しみを和らげてくれるといわれています。また、グラウンディングやセルフヒーリングなどにもよく用いられています。
柱状結晶の中央部分がピンク色で、それを取り囲むように緑色(もしくは青緑色)に結晶している物は、カットした時の見た目がスイカに似ていることから、ウォーターメロントルマリンと呼ばれています。この二つの色は「陰陽」「プラスとマイナス」「善と悪」など、一見正反対に見える事柄が、実は同一であることを象徴しています。あらゆる面においてバランスを安定させてくれることから、心を穏やかにし、争いごとや凶事を避けるお守りに良いと伝えられています。
トルマリンは1つの結晶の中に二色や三色混ざっていることがよくあります。1つの石の中に二色混在しているものをバイカラー、三色以上になるとパーティカラーと呼びます。これらの石は、それぞれの色のパワーを共振し合い、増幅するため、とても強い波動を持つと考えられています。またバイカラートルマリンは、心と体、過去と未来など、二つの物事を繋ぎ、過去の経験をより良い未来へ活かせるよう導いてくれると伝えられています。パーティカラードトルマリンは、視野を広げて、物事を様々な角度から見られるようになり、精神的、人間的成長を促すと伝えられています。
銅やマンガンによって発色した、輝くような独特のブルー(もしくはグリーン)が特徴的なトルマリンです。ブラジルのバライバ州で発見されたことから「パライバトルマリン」と呼ばれています。大変希少で、一時は鉱脈が尽きたとの噂も。その後他の地域で鉱脈が見つかったとも言われていますが、本家パライバ産の鮮やかな色あいには劣るとして、今では「幻の宝石」といわれています。そのため時には、ダイヤモンドに匹敵する高値がつく事もあるそうです。