六曜社・アートビューシリーズの「フェルメール： 大いなる世界は小さき室内に宿る」です。小林頼子；編著。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。　

★内容：　17世紀オランダが生んだ偉大なる画家フェルメール。残された作品は些少ながらも、その作品一つひとつには、汲めども尽きない非常に多くの魅力をはらんでおり、今なお多くの人々を魅了してやまない。本書では、全作品32点に加え、多くの関連図版を掲載する。また著者陣が、画面づくり、光、音楽、画中画、鏡、女の6つのテーマを担当しながら、豊穣な空間を創造したフェルメールの魅力と隠されたテクニックを多角的に解明していく。全編にわたる詳細でわかりやすい論考が、フェルメールの静謐で豊穣なる世界へといざなう。

アートビューシリーズは、有名画家にスポットを当て、その作品や人物像を分かり易く紹介。豊富な図版と、多彩な著者陣による興味深い解説により、入門者から美術愛好者まで幅広く楽しめる構成となっている。

　序文　ミニマルな世界　／小林頼子
　第１章　端正な室内はいかに構成されたか ／小林頼子
　第２章　観察の光と芸術の光 ／徳丸仁
　第３章　フェルメールの絵画に聴く音風景 ／藤原怜子
　第４章　画中画は語る ／阿部純子
　第５章　鏡の中の世界 ／蜷川順子
　第６章　フェルメールの妻と女性観 ／小林頼子
　◇作者を問われる四点の絵 ／小林頼子 20
　　・フェルメール年譜
　　・主要参考文献一覧
　　・フェルメール作品一覧

★編著者、小林頼子（こばやし よりこ）は1948年、山口県生まれ。美術史家、専門は17世紀オランダ美術史、日蘭美術交流史。早稲田大学文学部卒業。ユトレヒト大学美術史研究所留学。慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程満期退学。目白大学社会学部メディア表現学科教授などを務める。『フェルメールの世界；17世紀オランダ風俗画家の軌跡』、『フェルメール論；神話解体の試み』で吉田秀和賞受賞。

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