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ようこそ!! 古本 AUTO SPORT YEAR '71(Motor racing scene in 1970)にお立ち寄り頂きありがとうございました。
オートスポーツ誌がまだ月刊誌だった1960年代の1968年から刊行さたイヤーブックの第4号です。
内容は、1970年の世界モータースポーツシーンをまとめたものです。
今回は、続けて出品する計5冊(Year68,69,70,71,73)の4冊目となります。
全5冊共、出品者のワン・オーナー本となります。
Year71は、かなり熟読していた関係で、表紙、背表紙などはかなり傷んでいる箇所があります。画像でご確認ください。ただし、中身の状態はまあまあきれいではないかと思います。また、切り抜きなどはありません。
この1970年のモータースポーツも下記のとおり話題満載です。
(1)F1世界ドライバーズ選手権
1)ヨッヘン・リントが初のチャンピオン輝く。
しかし、イタリア・グランプリ予選においてクラッシュ炎上で見ることなくこの世を去った。ロータスのニューマシン「ロータス72」での走行中であった。
2)新興勢力の"MARCH マーチ"が初のF1マシン"701"で参戦。
スチュワートとシファート、エモン、アンドレッティなどがドライブ。
3)フェラーリがフラット12ボクサーエンジン搭載の"312B"で参戦。
ジャッキー・イクスとクレイ・レガゾーニがドライブ。イクスがリントに次ぐ総合2位となる。
(2)マニファクチャラーズ世界選手権
なんと言っても、"ポルシェ917 VS フェラーリ512S"の5リッタースポーツカー同士の対決に尽きる。
前年に実戦デビューしていたポルシェが1歩先を行っていた状況でありながらも圧倒的なパワーと有力ドライバーにより互角の勝負を演じたがフェラーリはポルシェのトラブルにより得たセブリング12時間での1勝にとどまり、ポルシェ917の圧勝で幕を閉じた。さらに念願のル・マンでの総合優勝を果たした。
余談だが、セブリングにおいて総合2位となったP.レブソンと組んだスティーブ・マックイーンは大きな話題となった。
ポルシェは、前年までのワークスでの出場ではなく、前年の宿敵であったジョン・ワイヤーオートモーティブと手を結び、ポルシェ本社はマシンなどの供給とメンテナンスだけを受け持ちレース運営はJWオートモーティブやザルツブルグチームなどに任せる方式を選んだがそれが当たった感じである。
ドライバーは、ポルシェワークスはJ.シファートやB.レッドマンなどを推薦し、JWのP.ロドリゲスなどとチームを組む万全の体制だった。
ちなみに、S.マックイーンの映画「栄光のル・マン」の撮影は、このレースからスタートしており、ふんだんに映像が映画の中に含まれている。
対するスクーデリア・フェラーリは、物量作戦をとり、関係するプライベートチームに512Sを振り分けてレースに臨んだが、タルガフロリオやニュルブルグリンクなどのテクニカルコースではそれに適した3リッター"908III"を配するポルシェの作戦に勝利することが出来ず完敗であった。
(3)CAN-AMシリーズ
ブルース・マクラーレンがCAN-AM開幕前の地元グッドウッドでのテスト中に事故死してしまったのは、リントと共に大きな衝撃であった。
それを受け継いでCAN-AMに登場したのは、"ダン・ガーニー"。
手の負傷で精彩を欠くデニス・ハルムと共に"M8D"を駆り、開幕3連勝を成し遂げたガーニーだったが、スポンサー関係の問題でマクラーレンを退団、以降デニス・ハルムが巻き返して連覇達成を成し遂げた。
(5)日本グランプリ
前年の日本カンナムでの勝利に意気上がるトヨタは、本場CAN-AMシリーズ挑戦を目標に5リッターV8+ターボチャージドエンジンを搭載したニューマシンを開発したが、ニッサンはマスキー法による排ガス規制を理由に日本グランプリ不参加を表明し、トヨタもそれに続いたため、事実上70日本グランプリは中止となる。
(6)70JAFグランプリ
第2回を迎えた"JAFグランプリ"は、ワールドチャンピオン"ジャッキー・スチュワート"の招待、そして独走優勝。66日本インディに次ぐ2連勝となった。
スターTetsu Ikuzawaは、再び三菱とスポット契約で出場したが、惜しくも2年連続のリタイヤとなってしまう。
これ以外にも、インディ500や日本国内レースなども話題豊富です。
以上が主な内容で、他のイヤーブックの中でも話題豊富だと言えます。
縁あり落札いただいた後、配送についてはゆうパック便着払いとなりますことをどうぞご理解ください。
では、短い間ですがお付き合いよろしくお願いします。
ありがとうございました。
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