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世界最高峰の動物作家,ジャッキーマリーヴォーグ「ライオンカブ」オフセットリトグラフ,直筆サインあり,EDなし,シートのみ
本作はシートのみで額はございません。作者の直筆サインあります。左下に「AP」記載あり。
是非、ご検討、ご入札の程、どうぞよろしく御願い申し上げます。
1943年3月ワシントン生まれ
ジャッキー・マリー・ヴォーグは、15歳でカリフォルニア・アートショーのグラフィック部門で賞を受賞して以来20年以上もの間、アートの製作活動を続けている作家です。
危険にさらされている野生動物への関心と愛情が、彼女のリアルな動物の水彩画に表現されています。
彼女は、この15年の間に野生動物保護基金に寄付する為の展示会を35回開催しています。自然保護活動の一環として、マリー・ヴォーグは、アフリカン・ピグミーのヤギと、酪農のヤギを4年間飼育しています。アヒル、ダチョウ、ウサギも飼育しています。彼女は又、目の不自由な人の為に盲導犬も飼育しており、年に1度は小犬から育てています。
精力的な自然保護者であるマリー・ヴォーグは、絶滅寸前の野生動物を保護する、ナショナル・ワイルドライフ・フェデレーション、オードウボン・ソサエテイ、サンデイエゴ・ロジカル・ソサエテイ、ナショナル・ジオグラフィック、コステュー・ソサエテイ、アフリカン・ファンド等、数多くの保護団体に参加しています。彼女は、野生動物育成基金に、実に数多くの作品を寄付しています。そして、現在、彼女は、有機栽培や風や太陽のエネルギーを使った自給自足の生活に興味をもっています。
ジャッキーは、最近アフリカに旅行し、1ヶ月以上もの間、密林の中で自然環境の中にいる動物を観察しています。又、たくさんの動物が集まっている場所を訪れたり、イギリス、カナダ、メキシコ、全米の動物学の学会も訪れました。
マリー・ヴォーグは、最近の「パーソン・トウ・パーソン」のドナルド・バルキ氏のインタヴューに心から同意し、次の言葉を引用しています。
「私は自然を尊重し、人々が動物繁栄への尊敬の意識を拡大することに力を注ぐ人間でありたい。人々が動物の美しさと、動物がいなければ世界は美しさを欠いてしまうのだという認識を持ち、かかわりのあるもの全てに感謝するように導いていきたい。」
「私は、主に危機に貧している野生動物を描いています。それらの数は、どんどん減っています。これは、野生動物が直面している最も重要な問題です。私は、人々が野生動物の生息地をこれ以上減らさないよう援助することを望んでいます。」
彼女が描いた野生動物の水彩画や版画のコレクションは、それらを訴えかけるものの1つであり、壮観で、実在の命の真実が描かれています。
1981年「ブラック&ホワイトキャット」ニューヨークイラストレーター賞受賞
画集より
ジャッキーの絵は、「全ての保護されるべき動物」への深い造詣から始まっている。
「私は出来る限り動物達の心の中を代弁し、皆さんも私と同じ思いで動物を見て下さるように、特別な想いを込めて描きます。」彼女の動物への深い愛情は、これまで、100種ものの動物を飼育した経験からも、十分に窺い知れる。かつて、鴨、鵞鳥、兎、山羊、ポニー等と毎日を過し、1日2回も授乳したこともあった。
盲導犬育成のためにラブラドール犬を3頭飼育した経験もある。
彼女は1943年3月8日、アメリカのパシフィックノースウエストで誕生した。そこは大変豊かな自然に恵まれた環境で、必然的に彼女は大自然への理解を深めながら成長した。「私は常に樹木の豊かな所に住んでいました。祖母は、私に自然の愛とは何かを教えてくれました。」
高等学校では彼女は芸術を選択し、自分の想いを表現できる、様々な技法について学んだ。やがて南カリフォルニアに移住し、絵画製作に専心する。サンディエゴで彼女の水彩画は大変な評価を受け、仲間の画家や支持者達から、著名な団体であるラホイヤアートの会員になることを勧められた。
「私は自分の天職であるこの仕事によって、この名誉ある会の一員として受け入れられました。」
彼女は、当初はカリフォルニア北部のグレン・エレンの小さい村に住み、そこで彼女は自身の才能をより一層開花させた。
「私は、小さな個展などで若干収入を得ることが出来るようになってから、次第に自分のしたいことをするようになりました。それまで誰も本格的に描こうとしなかった動物を、描くことを試みたのです。動物を描くには、彼等の全てを理解し、動物達を細密に描くようになったのは、必然の結果でした。やがて、大変写実的でまるで実際にそこに存在しているかのようにな印象さえ与える作品となっていったのです。」
この時代は、彼女の画才においては大変重要な時代ではあったが、グレン・エレンの小村は、一般的社会からは隔離された状況であったため、サンフランシスコのベイエリアに居を移した。その後、ミルウォーキーのアートフェスティバルで出会ったジェームス・E・デーモンと結婚、マリン・カウンティーに新居を構えた。一方その頃、彼女はサンフランシスコギャラリーとの契約という大快挙を成しとげる。しかし、これは、彼女がより多くの作品を要求されるという事態をも招く結果となった。「私は、どうすれば、多くの作品を限界まで完成できるかを考えなければなりませんでした。毎週毎週、新しいことに挑戦し、新しい作品を描くという日々でした。」
1994年、ジャッキーは夫と、"ザ・コール・オブ・ワイルド"を提唱した。彼女が少女時代を過ごした森への回帰である。夫妻はアイダホ北部に、自身で設計した家に転居した。「毎日、大自然の美は私を感動させました。季節の移り変わり、永遠に終わることのない物語…」
彼女と夫のジムは、絵画の題材の資料として、写真を撮影する。そのためにも、彼らは世界中を旅する。
1987年のアフリカサファリでは、100巻以上もののフィルムを使用、野生動物の生態での貴重な資料となった。しかし、多忙が事故の原因になることもあり、夫妻が動物の撮影中、オセロットに噛まれ怪我をしたこともあった。
平均、彼女は1日に8時間から10時間、1週間に5日から6日製作する。
「時々、1週間毎日、1日12時間といったように、特別企画の期限があると多忙になります。」
製作スケジュールは事前に何週間、何ヶ月も前から決定されるが、特注が入ると、期限を守るために長時間の製作に亘ることもある。
1974年以来、ヴォーグは50作品以上もののオリジナル原画を、限定版画としてリトグラフを製作、多くの場合、すぐに完成する。そして現在、彼女の作品は、世界中で購入されている。また、グリーティングカード、カレンダー、ポスター他、様々なグッズも製作されている。コレクターも数多く、その中には各界の著名人も多く含まれる。旅行家フィリップ・AW、レコーディングアーティストのジョン・バエズ、プロデューサーのイヴォンヌ・グーラゴン、俳優バート・ランカスター、映画監督ジョージ・ルーカス、女優のベティ・レスリー・メルビン等がその一員である。また、バルセロナ、シカゴ(リンカーン・パーク、ブルックフィールド)、ロンドン(ハウレット・パーク、コラ・ワイルドライフ)、ミルウォーキー、サンディエゴ、サンフランシスコ、スイス等、世界中の動物園にも、彼女の作品は所蔵されている。
絵画製作の一方で、ジャッキーは常に野生動物そのものの保護のために、精力的な活動を行っている。グリンピース、ナショナル・ワイルドライフ・ファウンデーション、海洋保護財団、ナショナル・オーデュボン・ソサイエティ、サンディエゴ動物園協会等に大きく貢献している。
1982年、アメリカ・イラストレーター協会で彼女は、"ブラック・アンド・ホワイトキャット"により受賞、これは現在に到まで、彼女の最も代表的な作品の一つとなっている。
徹底した動物絵画を描くために、彼女は多くの写真を参考にはするが、彼女はこう語る。
「死んだ動物は絶対に描きたくありません。もし私がその目から生命の輝きを見出すことができなければ、その動物を描くことは出来ません。私は、自分の目で実際に確かめた動物だけを描きます。また、自然環境から重要なヒントを得ることはありますが、動物達を引き立てるために、無地の背景を選ぶことが多いのです。」
95年8月、ジャッキーは、著名なパシフィック・リム・ワイルドライフ・ショウにて、その貢献が認められ、出展審査に選ばれた。また、リチャード・スローン、カール・ブレンダーズ、ロッド・フレデリックとともに、ジャックソン・ワイオミングのワークショップにも参加。そこで彼女は、新しい手法、新しい技術を発展させ、新たな北アメリカの動物シリーズを製作した。
ジャッキーは、動物について、こう述べている。「動物達は、人間と全く同様に個性があります。そしてそれぞれ、人格を持っています。私はそれを描写している点が、自分が他の画家と相違している点だと思います。私は、ただ単に一般的な動物を描いているのではなく、正に「特定の動物」を描いているのです。」
将来について、彼女はこう語る。
「私は、美しい動物達を描き続けたいのです。なぜなら、彼等は我々に感動を与え、自然の大切さを人の心の中に訴えてくれるからです。
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