野辺正二　1991年


非常に上質なジャーマンスプルースと、極上のマダガスカルローズウッドを使用した逸品となります。
野辺正二さん後期の作品に惹かれて何本か所有してきましたが、とても太く美しい音色のギターです。特に低音部はバコンと鳴る極太さが特筆ものです。中高音域も太くしっかりとした音色であるものの、こちらは上品できれいに伸びる癖のないトーンです。
音量がかなりありますので、コンサート用としても十分に存在感を発揮すると思います。

前にオルディゲスと本出品の野辺ギターどちらかを手放そうと思い野辺を残したのですが、最近はパスカルなど古いギターを弾くことが多くなったので出品する事としました。余談ですが、オルディゲスも非常に素晴らしいギターですよね。最高のギターの一角だと思わせる素晴らしいトーンでした。
このギターの底知れぬポテンシャルに魅了され先に手放してしまいましたが、良い思い出です。

野辺さんのギターは60年代から数えて計10本ほど所有してきましたが、最後まで残したこともあって当器は胸を張ってオススメ出来ます。どなたか愛好家の方にお迎えいただけると嬉しいです。


大切に弾いてきたのでかなり綺麗な状態だと思います。
もちろん演奏上のコンディションにおいて不具合は一切ありません。


年式：1991年
弦長：650mm
表板：ジャーマンスプルース
裏横板：マダガスカルローズウッド
弦高：
ケース：有（ハードケース）