ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 / モーツァルト ヴァイオリン 協奏曲5番 シュナイダーハン 1962 68 極美品 廃盤? ヨッフム ベルリンフィル

シュナイダーハンのヴァイオリン協奏曲 ベートーヴェンとモーツァルトです。昔から名演として有名な演奏ですし、このジャケットともども ベートーヴェンのV協と言えば“コレ”という定評があった名盤との印象が強烈です。レーベルがDGで どこか“本家”的な佇まいなのはもちろんのこと、演奏の充実ぶりも相乗効果的に作用したのだと思われます。なにぶん 曲自体が飛び抜けた名曲ですので 過去から現在まで数多くの名演が残りますが、その中でも シゲティとはまた異なる “極み” を示した演奏として最高だと考えます。
シュナイダーハンの同曲は “フルトヴェングラー共演盤”が殊のほか有名ですが、あれは“フルトヴェングラーのベートーヴェン”が桁外れに凄いのであって 独奏者の意向はこちらの演奏の方が濃厚かと推測します。この関係性は “皇帝”での“ポリーニ・ベーム盤” と “ポリーニ・アバド盤”のそれに似通っていますが….要するに共に名演という事なのだろうと考えます。
モーツァルトはシュナイダーハンの“弾き振り”です。こちらも 前の“イッセルシュテット盤”が名演として有名で、ベートーヴェンと似た構図で面白いです。
両曲とも まだ他にも正規録音が残されているはずで驚きです。録音が今ほど容易ではなく 経費も莫大だった時代にこの処遇 …. “神童”だったシュナイダーハンの“奇跡” “軌跡”が目の当たりです（余計なことですが….あのゼーフリートのご主人であることも 私にはとても印象深いです）。
“DGオリジナルズ” というシリーズでの発売です。このシリーズは 音質も装丁も高級感があり大好きです。少し硬めの音で、全体に “調子” “テンション”が高く素敵でした。近年 高音質盤も出されたはずで、聴き比べも面白いと思います。この体裁では現在は廃盤かもしれないです。

極美品です。本体 ケース ブックレットとも開封時のままだと思います。

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