【AT3600L NUDE SCHWALTZ】

密度３倍 無垢の黒の人工ダイヤ　NSS (Nude Schwarz Stylus)の顕微鏡写真針に関わる部分は固ければ硬いほどいいと思います。レコードの溝から針内部に伝わる振動の分子間の伝達が正確で早くなるからです。柔らかい素材となれば、グルーブ内の波形以外の余計な振動が増えるので、それをコイルやコンデンサーに伝えてしまえば音は濁ります。

ほとんどの針に提供される嵌合針というダイヤは、ダイヤモンドの金属に台座が付いていて、この台座をアルミカンチレバーの中に押し込み接着して取り付けます。この台座とカンチレバーの噛み合わせがダイヤの振動のバッファーとなります。

無垢ダイヤにはこの台座がありません。カンチレバーに接着剤だけで取り付けます。

Nude Schwarz Stylus（NSS）は、レコード針の性能水準を引き上げました。Nude Schwarz Stylus（NSS）では、無垢ダイヤモンド（ダイヤモンド全体）をカンチレバーに直接挿入、固定、接着し（台座）を不要にしました。このことで振動は直にハイスピードでカンチレバーを通してコイルやコンデンサーに伝わります。

アメリカのお客様は

「NSSのダイヤモンドは、長さに合わせてカットされた合成黒ダイヤの棒から作られています。顕微鏡で見ると、これほど醜いダイヤモンドの形はないでしょう。側面（カット跡ではありません）は粗く、カットは立体の中心から外れていて（オフセンターカット）側面は不揃いに長く見えます。しかし、顕微鏡を片付けて、目を閉じて音だけに耳を傾ければ、この新しい針先が作る真の音の美しさが見えてくるはずです。」

NSSスタイラスは、量産技術、職人技、長年にわたる研磨開発、根気の必要な度重なるテスト、特殊な製造装置の進化の成果です。NSSをカートリッジに装着すれば、レコードの溝に忠実な音質をお聴きいただけると確信しています。NSSは人工ダイヤモンドが使用されています。従来のダイヤより３倍長寿命とされています。

人工ダイヤは密度の濃い（お互いが近い）分子構造のため、レコードの溝から拾った振動の伝達速度は高速です。レコードには人間の鼓膜で捉えられないようば倍音成分や「空気」が一緒に記録されていますが、これらをもNSSはレコードの溝からとらえて高速にカートリッジコイルに伝えていきます。音の振動数が密となり、例えるなら「アナログ的にハイレゾ」の音質になります。

高域はみずみずしく。低域はソリッドかつリアルに。UNDIGITALなのにDIGITALに近い音。無理な帯域再生を行わないので、音を往なす様に出力します。聞き手を疲れさせません。いつまでも聴いていたくなるような音楽を奏でます。