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御存知!名手Jan Shelhaas参加 Gary Moore Band唯一作 傑作「Grinding Stone」 リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、帯表下部に若干の折れがございます。
日本独自リマスターの模様。
日本特有の高音中心で幾分杓子定規的なリマスターでございますが、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
故Gary Moore(G、Vo、ex-Skid Row、後にThin Lizzy、G-Force、Greg Lakeセッション他)、John Curtis(B)、Pearce Kelly(Ds、Per)、となります。
ゲストにJan Shelhaas(Key、後にCaravan、Camel)、Frank Boylan(B)、Phillip Donelly(Rhythm G)が参加となります。
プロデュースは何と!Martin Birchとなります。
(Skid Row二作やかのDerek Lawrenceの下でエンジニアを務め、Deep PurpleやWishbone Ash等手掛ける。その関連で後にプロデューサー独立。Deep Purple等手掛ける。
その後はかのポピュラー化過度期Fleedwood Mac、Rainbow、Whitesnake、Iron Maiden等を手掛ける)
プロモーター業の父親の影響でギターを始め、その関連でかの名手故Rory Gallegharとの交流を持ったGary Moore。
地元ベルファストの地域紛争を避け南部のダブリンに移住し、そこで地元のバンド”Skid Row”に加入(当時はヴォーカルが故Phil Lynott)。
紆余曲折の末にトリオ化。
後に頭角を現し、かの故Peter Green(当時Peter Green's Fleetwood Mac)に見いだされ、同じレコード会社”CBS”と契約。
デビュー作”Skid”で登場。
リリース後の英国でのチャートアクションが良いもの、そして故Gary Mooreは若干十代の新世代ハイテク・ギタリストとして一躍注目を浴びる事となります。
次作”34Hours”を制作。
The Allman Brothers Band等の前座を務める活動を行い、三作目の制作を行うもののバンドの立場に窮屈さを感じ、あっけなく脱退(3rd作は御蔵入りし、Gary Moore成功後に後に陽の目を見る)。
自身のリーダーバンドを結成を目論み”34 Hours”に参加していた名手Jan Shelhaasらを誘い、キーボード奏者含むツインリードギター・バンド”Gary Moore Band”を結成。
”CBS”はGary Mooreの将来性を見込み、契約。バンドは活動を開始する事となります。
創作を開始しライヴ活動を経つつ音楽性を固めようとするものの、成果が故Gary Mooreの思う様にはならず、紆余曲折を経てトリオ化。
一年程の変遷を経て、ようやく制作に乗り出す事となります.......................
(ツインギター編成時には宣伝用にライヴで簡易録音された録音物が存在する模様)
さて今作。
後に大傑作”Run for Cover”で散漫等々と音楽性が揶揄された故Gary Mooreでございますが、そもそも”Skid Row”時代から音楽性が非常に多彩。
(在籍時にはかのフォーク系の”Dr.Strangely Strange”の作品に参加。録音後直で”Skid Row”のツアーにバンで赴くという逸話有り)
聴き手の感性に挑んでくるという感がございます。
また”Blues”という枠には収まる筈のない技術と才能の持ち主という事が明確に分かる作品でございます。
メインの創作者ではあっても自身のリーダーバンドではない”Skid Row”を離れて、自己の才能と技術を当時の音楽シーンの様々な音楽性を鑑み試してみたという感がございます。
されど非常に質の高いもの、おまけに理解し易さがございます。
そもそも故Gary Mooreは(後程ではないにせよ)メロディ重視があり、それが根底に感じられるものでございます。
注目は後に結成するColosseum Ⅱ絡みで大作楽曲”Spirit”。
時代はクロスオーヴァー期に突入という時期。
当時の英国クロスオーヴァー系の音楽性でかの”Mahavishnu Orchestra”等々を意識した作風でございますが、非常な判り易さがミソ。
そもそも”Skid Row”時代からその片鱗が窺える楽曲がございましたが、ここで非常に色濃く出たという感がございます。
そもそも若干十代の新世代ハイテク・ギタリストとして登場し注目を浴びたGary Mooreではございます。
この楽曲がジャズ系名手故John Hiseman(ex-Colosseum、Tempest)に衝撃を与え、その後の引き抜きに繋がった感がございます。
リリース後はセールス不振。
契約を切られる事となりますが、故Gary Moore自身はここでの音楽性はやり尽くしたという感が窺えるもの。
あっけなくバンドを解散させ旧知のPhil Lynottのアプローチを受け、名手Eric Bell脱退後のThin Lizzyに加入する事となります........
隠れ名曲”Little Darlin”等々のシングルリリースを経て、Thin Lizzyはレコード会社を移籍。
BBCでの録音を経て新作”Night Life”の制作に入り進める事となりますが、その製作初期に名手故John Hisemanが故Gary Mooreにアプローチ。
正直分野外とも言える”英国クロスオーヴァー系の新バンド”結成を持ちかける事となります..........................
(”Grinding Stone”では現在のハード・フュージョン系に繋がる楽曲”Spirit”が含まれている事から、起用に繋がった感有り)
故Gary Moore曰くの「腕と才能を試してみたい!」との希望であっけなく脱退。合流する事となります.............................
(故Phil Lynottは渋々送り出した模様でございますが.............その件で名手Brian Robertsonをオーディション選考を経て加入させるものの、
「ギタリストが二人いれば一人辞めても大丈夫だろう」(........同時に辞めたらどうなる?)との事で再びオーディション選考でScott Gorhamが見出され、全盛期ツインギターが完成するとなります......................)
正直故Gary Mooreはブルーズの枠には収まらない才能と技術の持ち主。
それを本格的に開花させたのが、後のその”Colosseum Ⅱ”での活動の感がございます..........................................
現在では入手が困難。この機会に是非。
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