封泥とは、粘土に印を押して封印としたもので、中国において漢時代を中心とする時期に流行した。封泥は中国古代の象刻作品であると同時に、
漢字の変遷や当時の印章制度、官制、地名などを研究する上で貴重な資料でもある。清朝の著名収集家である陳介祺氏によって19世紀後半に
収集され、1904年に公刊された「封泥攷略」十巻によって広く世に知られたものである。本書はこの「陳氏収集の封泥」（中国書画の蒐集家で
ある阿部房次郎氏が入手された後に当館に寄贈された）を中心に当館保管の中国・朝鮮出上の封泥六百余点を紹介しています。（本書より抜粋）

●「東京国立博物館図版目録　封泥篇」

●　目次
　　　原色図版
　　　序章　
　　　当館保管の封泥の概略
　　　第一部　中国出土封泥　陳介祺収集『封泥攷略』所収　阿部房次郎寄贈
　　　第二部　中国出土封泥　阿部房次郎寄贈
　　　第三部　中国出土封泥
　　　第四部　朝鮮楽浪遺跡出土封泥

　　　目録

●　編集発行　東京国立博物館　定価4,725円

●　発行日：平成10年3月31日

●　サイズ　26.4cm×19cm　206ページ

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第一部　中国出土封泥　陳介祺収集『封泥攷略』所収










第二部　中国出土封泥　阿部房次郎寄贈

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