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ⅤシリーズのS-VHSタイプを!「SONY VXST-120V」S-VHSテープ未開封品!
SONY製VHSテープの定番規格、"Ⅴ"シリーズのS-VHS対応タイプの3本セットです。
このⅤシリーズは、β方式にこだわった挙句にすっかり乗り遅れてしまったSONYが、VHSテープを出し始めてようやく録画画質が安定してきた規格という辛口評価が付いたモデルでもあります。
そしてようやくファンに納得してもらえる上級モデルとして登場したのがこのⅤシリーズになります。
その中でもハイグレートなS-VHSフォーマット対応ビデオテープがこの「SONY VXST-120V」ですね。
数字が示すように120分テープです。
先端リッド部分が特徴的なオシャレなテープですよね。
もちろんオシャレなだけではファンは納得しません。
テープ全体に滑らか走行と安定記録を目的としたツヤのあるコーティングを施し、S-VHS後期に登場したデジタル音声記録にも対応した高密度処理されたテープとなっています。
SONY製テープの中でもこのⅤシリーズは、"VIMAX"と名付けられた独自の磁性体の高微粒子を使用した濃密な磁気テープを使用していて、
画像の細部にまでこだわったビクターのS-VHS技術に充分な対応を示せるものになっています。
一応ですが、S-VHS ETモードでも試してみましたが、充分に耐えるテープ密度でした。
(こちらの環境下での、あくまでも私見による感想になります)
ですが・・、
所詮はSONYですね。
オリジナルであるビクターや、そのビクターから技術を習い、テープのクオリティを上げる努力を惜しまなかった富士フィルムや、独自の開発努力で頑張って高品位に到達したTDKなどなどからみれば、"やっとここまできたか"って感じですよね。
遅れをとってしまったとはいえ、そこはSONY。
VHSのデッキは・・まあまあ・・って感じですが、
テープには問題なくそこそこの高性能で満足できる仕上がりになっていると思います。
ぜひ一度使用してみてアナログ最高峰のクオリティを試してみてくださいね。
余談ですが・・、
どうしてここまでSONYはVHSファンからの信用を落としてしまったのか?といえば・・、
やはりあの、"β/VHS抗争"がありますよね。
詳しくは、NHKのドキュメンタリー「プロジェクトⅩ」や西田敏行主演の映画「陽はまた昇る」を参考にしてみてください。
性能とか技術力は賛否が分かれるところですが、"使う人の身になって考え、電機メーカーの枠を越えて共通の規格でやりましょう"という呼びかけに応じず、独自技術を誇示し続けたSONYのプライドの高さを意識した時代経過は往年のファンの中でいつまでも消える事はありません。
結果はご存知の通りVHSが日本だけでなく世界の国民機となりました。
ところが、標準規格では勝てないと見るや、今度は小型ビデオカメラにβ技術を取り入れた8ミリビデオを登場させましたよね。
どうやらこちらはベータ方式に軍配が上がったようですけど。
純粋なVHSファンにとっては、どうしてビデオカメラだけはみんなSONYの8ミリビデオ規格にしたのか?今でも疑問に思っている人も少なくありませんよね。
当時、少しずつ安くなってきたビデオデッキに対し、ビデオカメラは標準キットを合わせるとまだまだ高価な機器でした。
ですが購買層がお父さん世代でもある事から、縁起の悪い"ベータ"という名前は伏せて、往年の映像ファンが喜ぶ"8ミリ"という名前を使ったのがよかったんですかね?
ビクターも"VHS-C"という規格を出しましたが録画時間に問題がありました。というのも、あくまでも使う人に優しい標準化を考えたVHS陣は、アダプターを使用すれば普通のVHSデッキでVHS-Cのテープがそのまま再生できるようにと、とことんこだわっていたためです。
そのためVHSテープを小さくしただけのVHS-Cはテープの回転速度を落とすわけにはいかず、小型化した分だけ録画時間を犠牲にせざるを得なかったワケですね。
ならば画質で勝負しようと"S-VHS-C"という規格を出したのですが、EDベータ技術を採用した"Hi8(ハイエイト8ミリ)"という規格で応戦されてしまいます。
それでもVHSファンにとっては、わざわざ8ミリビデオカメラで撮影してVHSテープにダビング編集するなど、面倒な事をしている人達の状況が不思議でしたね。
ともあれデジタルの時代が到来し、最後にはD-VHSの技術を応用した"DVカセットテープ"が登場した事で、あっけなく終了してしまいましたよね。
そしてその技術がそのまま現代のDVDやBD、HDDなどの映像技術になっているんですけどね。
S-VHSについては今さら言うまでもありませんが・・。
このビデオテープはS-VHSフォーマットに対応しています。
ほとんどの場合、普通のVHSデッキでもハイグレードテープよりも格段上位のハイクオリティテープとして使用する事ができますが(機種によってはうまく記録できないものもあるようですが・・)、もったいないです(笑)。
カセットテープで言えば、メタルポジション対応テープに相当する感じですかね?
S-VHSは、より高画質に、より鮮明に、より高音質に録画できるようにTBCの強化とY-C分離回路を通して記録する方式です。
この記録方式に従来までの、高画質EXヘッド記録や、くし形フィルターを通したHQ技術、3倍記録に絶大な効果を発揮する19ミクロンヘッドなどなどを駆使して、映像信号をS端子やアナログRGB端子などから出力する事により、アナログ記録方式史上最強の高画質を実現させたのがS-VHS対応デッキでした。
ちなみに、VHS時代の末期に"SQPB"というシステムが開発され、S-VHSフォーマットで記録されたテープも再生できるノーマルVHSデッキが出てきましたが、再生できる。というだけでクオリティは当然ながらガタ落ちします。(笑)
余談の余談ですが・・、
ベータのテープを分解してテープだけを取り出してVHSカセットに移植してもフォーマットが違うため多くの場合録画も再生もできません。
個人的にも昔よくやりました・・(笑)
ところで、S-VHSのテープをテレビ録画に使用していた人ってどのくらいいるんでしょうね?
個人的にはもったいなくて、とてもそんな無謀な事には使用できませんでした・・。(苦笑)
テレビ録画とかは普通のVHSテープでやるのにして、LDのように様々な映像装置を駆使して自分好みのクオリティの高い映像をデコードできる感じの、手のかかる映像を記録したマスターテープとしてS-VHSテープを利用していましたね。
LDプレーヤーに映像エンハンサーを接続してクオリティを上げて、出力を向上させるスタビライザーDECを使用してお好みの鮮やかな映像と音質にした上で、S-VHSテープに記録してマスターテープにしていました。
おそらく他の方々も似たような使用の仕方をしていたのではないでしょうか?
アナログレコードを様々な音響設備で最高音にしてから上位のカセットテープを使って録音するのと同じですよね。
とはいえ、ビデオテープなんて最近ではめっきり出番が無くなってしまいましたよねー。
未開封ですので記念に取っておいてコレクションするのもイイかもです。
VHS時代の末期にD-VHSというフォーマットが出ましたが、これはアナログ記録方式ではなくデジタル方式になります。
カセットテープで言えば、"DAT"ですかね?
残念ながらこのD-VHS方式はDATと同様にデジタル記録する問題から、いろんな業界などに反対されて消えていきました。
"デジタル問題"というのはいろいろありますが、代表的なのがダビングに関する事です。
アナログ記録ではマスターテープから汎用テープにダビングしてもそれほどクオリティは落ちませんが、そのダビングしたテープからまた他のテープに・・って感じでダビングを繰り返すと、どうしてもクオリティが落ちていきます。
ところがデジタル方式だと、現代のコンピュータファイルのように、子→孫→ひ孫・・って感じでダビングを繰り返しても、どちらがダビング元でどちらがコピーなのか分からないほどです。
DATやD-VHSなどのデッキやレコーダーにとっては音楽や映像を再生している。という認識が無く、コンピュータ言語の"0"と"1"の数字を正確に送信している。という感覚です。
受信側も同じく伝えられた"0"と"1"の信号を正確に再生しているだけ。という事になり、その"0"と"1"を人間が見たり聴いたりすれば映像や音楽になって見えている。というだけの事ですので、たとえコピーが劣化してもその"0"と"1"さえ認識できれば元のクオリティのまま再生できる。というのがデジタル方式の特徴です。
そうなると困るのが商業サイドですよね。
コピーで満足されてしまい、オリジナルを買ってもらえなくなると思ったのか、DATやD-VHSは世の中からブームが去って"消えていった"というより、"消されちゃった"って感じになったんですよね。
その後もD-VHSは"DV"や"DVC"という形で頑張ったのですが、同じような理由で、テープ記録して残すと友達などへの貸し借りが容易になる。という事で、現在のHDD記録やコピ1(コピ10)などのCPRM方式になっちゃったようです。
最近では著作権とかいろいろウルサイですよねー。
このテープが現役だった頃までは、ビデオや音楽メディアをダビングするなんて、ごくありふれた普通の事でした。
オーディオシステムコンポなんて、考えようによっては高級なダビング装置みたいでしたよねー(笑)。
昔から著作権はありましたが、取り締まったりせず大目に見てくれている部分がありました。
ダビングしたものを販売したら、それは海賊版ですので取り締まるのは当然ですが、個人の楽しみにしたり、みんなで歌ったり、音楽教室やダンスのBGMに利用したり、仲間内とかでみんなで上映会をするくらいはOKにしてほしいものですね。
"ビジネスの邪魔になるなら排除"という拝金主義的なものに音楽や芸術や物語のような文化作品をビジネスライクして使用してほしくないものです・・。
さてさて余談はここまでにしまして・・
この商品の状態ですが、
未開封品のため、状況などは不明です。
シュリンク部分も問題ないように見えます。あとは写真を見てご判断ください。
年代物になりますので、開封後に何らかの不具合があった場合でも、こちらでは対処できませんのでご了承の上、購入をご検討ください。
※なお、この商品は未開封品ですし希少品でもある事から、その性質上、返品、返金、交換などは応じる事ができません。ご了承ください。
※注意1 こちらは週に1~2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には1週間以上かかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、配達日の指定や配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意2 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意3 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意4 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。
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