明治時代に発行された、祭礼資料 一枚物 『 勢見山 鞴之図 』です。彩色 木版画。裏面は白紙。立錐の余地もないほどの見物人が見詰める中、鞴（ふいご）の真っ赤な火が燃え上がっています。左側と中央には、たたら音頭を演じる たたら組が芸を競っています。周囲には、阿波・名西・那賀・いたの・名東郡・麻植・かつうら・勢見山・三好・徳島と書かれた各幟がはためいていて、阿波国各郡から選出された たたら組が登場しています。会場は、勢見山金毘羅神社付近でしょうか。明治時代、たたら組は、県東部を中心に、県内各地に たたら組が組織され、活動していました。 　詳しい内容は、写真欄をご覧願います。 　経年の変色・薄い汚れ・薄い小シミ・折れ・折れシワ・極小穴開きがあります。タテヨコ８つ折りになっています。摺り面の保存状態は良好です。 　明治時代の木版画ということで、ご理解願います。 　サイズはタテ３８．１ｃｍ×ヨコ５２．０ｃｍ。 　ゆうパケット２５０円でお送りします。 　★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。