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- 拍卖号: p1108669826
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2019年 9月 文庫5刷
定価 670円+税 323頁
「アポロンのナイフ」高校生を狙う連続刺殺事件が起こり犯人は逃走。容疑者も未成年の高校生。だから名前も顔写真も発表されなかった。そして有栖の住む大阪でも似たような事件が起こる。逃亡犯がまたしても犯した犯罪なのか。少年法や、未成年の悩みについて語る。「雛人形を笑え」若手の漫才師の片割れが殺された。犯人はだれか。そしてこれから売り出そうとする新人漫才師について。「探偵、青青の時代」有栖は久しぶりに大学の後輩と出会い、大学生時代の火村英生についておしゃべり。「菩提樹荘の殺人」アンチエージングで有名なパネリストが菩提樹の下で殺されているのが発見される。今回の若さは、登場者作家有栖の若いころの作品”ぼだいじゅ荘の殺人”への回顧だろう。若い日にこんなものを書いたというのは、著作者有栖も感じているのだろう。
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