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御存知!名手Peter’Mars’Cowling/Roy Dyke参加 Pat Travers 大傑作「Pat Travers」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤未開封新品でございます。
日本独自リマスターでございますが、日本側所有のマスターテープを基としたものがミソ。
(日本特有の高音中心で幾分杓子定規的な感覚ではございますが)オリジナルに即した立体感と躍動感の強いものとなっており、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは非常に興味深い経歴の名手揃い。
Pat Travers(Vo、G、Key)、故Peter ”Mars” Cowling(B&Vo、ex-Gnidrolog(!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)、The Flying Hat Band(かのJudas PriestのGlenn Tipton在籍!))、Roy Dyke(Ds&Per、ex- Ashton,Gardner & Dyke、Badger(!!)、Family、
極初期George Harrisonセッション、Medicine Head、Curtiss Maldron他)となります。
そもそもカナダ出身のPat Travers。
無名時代のThe Bandを嘗てバックバンドに起用した事でロック・ファンに知られるRonnie Hawkinsに見いだされ、関連セッションで頭角を現した後にRonnie Hawkins絡みで単身渡英。
その後の英国下積み時代にはTrapeze時代のかのGlenn Hughesと関わり、Trapezeの大傑作2nd「Medusa」のジャケットデザインを手掛ける等コネクションを広げて参ります。
作曲面での秀悦さに注目した出版・著作権管理関係”Warner-Chapell”(Deep Purple、Thin Lizzy他でも知られる。第三期Deep Purple参加となったGlenn Hughesの推薦による感が..........)による資金提供でデモ制作。
かの当時の大手レコード会社”Polydor”が契約に乗り出し、Pat Traversは自身のバンド結成に乗り出す事となります。
マネージメント関連から名手Peter’Mars’Cowling等を迎えトリオ編成として活動を始めますが、作品制作直前にメンバー交代。
ドラマーに名手Roy Dyke(Ashton,Gardner & Dykeのみならず、契約したかのDeep Purple自主レーベル”Purple Records”関連のセッションでも知られる。再びGlenn Hughesの推薦?)を新たに迎え、制作に乗り出すという経緯がございます。
(Deep Purple解散後に制作されるGlenn Hughesの名盤「Play Me Out」にPat Travers、次作「Makin' Magic」にGlenn Hughesが参加する事からもGlenn Hughesとの強い関連が伺える感がございます....................................)
トリオ編成という事でかのJimi Hendrix ExperienceやTaste、Cream、Beck,Bogart & Appiceを思い浮かべる感がございますが、カナダ出身という事もあり案外大陸感(初期Grand Funk Railroad、ZZ TOP)のある音楽性でもございます。
名手揃いでそもそもPat Travers自体が作曲/アレンジに長けたミュージシャンという事があり、Jimi Hendrixにあったメンバー間の演奏力の差、Beck,Bogart & Appiceで問題になった作曲面の問題、Creamでのメンバー間の音楽性の相違と確執
等々という問題が無い事がミソでございます。
後に”Pat Travers Band”結成に参加する名手Tommy Aldridge曰く「優れたリズム・ギタリストではあったが、リードギタリスト面は.......」というPat Traversでございますが、どちらかと言えば古典派リードギタリストという感。
またRonnie Hawkinsのバンド”Elephant”在籍という経歴を生かすという感があり、今作ではその音楽性に絡むカバー楽曲が多め(但し、一曲は代表曲と化しますが.............)。
されど、単なる関心寄せのカバー楽曲ではなくPat Traversというミュージシャンの才能や演奏力の懐の深さを示したものとなっております。
Pat Travers独特の(かのTodd Rundgrenに繋がる洗練された)メロディアス/メロウな感覚が既に自作楽曲に聴かれ、Jimi Hendrix等々の単なるフォロワーではない確固とした才能の持ち主である事が判るものでございます。
似た時期に登場した同郷の名手Frank MarinoやUli Jon Rothに共通する音楽性が今作にございますが、作品を重ねる毎に薄れていくもの。貴重な感がございます。
またリズム感の正確さ・巧みさを基とする演奏力だけでなくヴォーカルも巧みなもの。またキーボード奏者というマルチな才能も生かしており、(作曲面を含め)単なるギタリストではないトータルとしてのミュージシャンを意識した感がございます。
また長い付き合いとなる故Peter’Mars’Cowlingの演奏力は見事でトリオ編成という事があり、(後のツインリード・ギター編成で控えめとなりますが)このトリオ編成では派手目で非常に巧みなものが聴かれます。
Pat Traversの演奏と上手くバランスを取っており、フレーズのセンスも抜群。かの名手Francis”Rocco”Prestia(Tower of Power)の強い影響下にある感があり、Pat Traversのファンク的な感覚や音楽性の鍵はこの名手の存在による感がございます。
(かのZZ TOPの名手Dusty Hill的な感覚も..............................................)
リズム面にも長けた名手揃いという事もあり、セッション系名手でもあるRoy Dykeの演奏も伸び伸びとした巧みなもの。
Pat Traversが指向する音楽性が近代的なHR/HM系へと移行する事になり音楽性の相違から離脱となる感がございますが、今作はベストワークの一つの感がございます。
チャート的にはそれ程ではなかった模様でございますが、評判は非常に高いもの。名手揃いで評判の高かったライヴは評判を呼び中堅ミュージシャンのオープニングに多々起用された模様でございます。
その後助っ人感が強かったRoy Dykeが離脱、かの名手Nicko McBrain(ex- Stretch、The Streetwalkers、後にTrust、現Iron Maiden)が加入。全盛期へと進んでまいります.........................................
現在では入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。
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