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御存知!名手Steve Smith登場! 名手Steve Perry色濃い全盛期傑作5th「Evolution」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品でございます。
日本独自リマスターでございますが日本特有の高音中心で幾分杓子定規的ではございますが、非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップは全盛期初期の名手揃い。
Neal Schon(G、G-syn、B-Vo、 ex-Azteca、Santana)、Steve Perry(Vo)、Gregg Rolie(Key、Vo ex-Santana)、Ross Valory(B、B-Vo、Bass Pedal ex-Steve Miller Band)、
Steve Smith(Ds、Per、B-vo ex-Jean Luc-Ponty、後にVital Information、Step Ahead、Vinnie Moore/Tony Macalpineセッション他)となります。
プロデュースは前作に引き続きRoy Thomas Baker(Queen、後にCars、Ozzy Osbourne等手掛ける)
1978年10月~11月米国カリフォルニア州ロサンゼルス”Cherokee Studios”での制作となります。
レコード会社のみならず名マネージャーHerbie Herbertもリードヴォーカルの必要性を感じており、意欲的な前作”Next”制作中からバンド側に進言。
良いアイデアを持つものの演奏重視に偏りがちな芸達者揃いのバンドに作曲面の客観性を持つリード・ヴォーカリストを加入させる事で、
バンドの音楽性を安定・ランクアップさせようとHerbie Herbertが画策した感がございます。
完成・リリース後はリードヴォーカルにRobert Fleischmanを迎え試験も兼ねツアーに勤しむ事となります。
チャートアクションは前作よりも上がったものの、不振。
されど作曲・デモ録音を行い、ツアー中にその新曲セットに盛り込みつつ披露。好評を得る事となります...............
次作のヒットは間違いなしとツアー後に新体制にて待望の新作制作に乗り出そうとする矢先、”The Alien Project”というデモ録音がHerbie Herbertの元に届く事となります..................
メンバーの事故死で契約寸前で終わったというバンドのデモでございますが、それを聴いたHerbie Herbertは驚愕。
直ぐにそのヴォーカリストに連絡を取り契約等の有無を確認、バンド側にデモを聴かせる事となります。
そしてバンド側も驚愕。即座にヴォーカリスト交代を決断。既に数曲の録音を済ませていたRobert Fleischmannは敢え無く解雇となります......
(後にかのJohn Kalodner推薦で”Asia”結成時のセッションに関わるものの加入出来る訳がなく、その後元KISSのVinnie Vincent率いるVinnie Vincent Invasionに加入。
脱退後はTV番組の音楽制作に携わり大きな成功を収める事となります.......)
ここにて稀代稀な運命の名ヴォーカリストSteve Perry登場。運命の歯車が回り始める事となります......................
早速Neal Schonとの共作を始めるも見事な名曲が仕上がり、それを以て制作を再開。
既に完成していた楽曲にも手を加える事となりますが、格段の出来。
自信を深めたバンドは非常な手応えを感じつつ制作を深化。バンド側はヒット以上の手応えを期待しつつ満を持してリリース。
リリース後は大ヒット。ヒット楽曲も生まれ更にはツアーも長期化の上に会場規模も拡大。バンドは順風満帆となります........................
されど、創作面にて貢献出来る余地が少ない事があり、ツアー中に名手Aynsley Dunbarが脱退を表明。
バンドは後任探しに尽力する事となりますが、何せ名手Aynsley Dunbarの後任。難航を極めます。
されど前座を務めた故Ronnie Montroseのソロバンドにいた名手Steve Smithが候補に挙がる事となります。
かのバークレー音楽院出身(秋吉敏子、渡辺貞夫、小曽根真、山中千尋等名手揃いの学び舎で名手Gary Burtonが学長を務めたというジャズ系名門校。Dream Theaterでも御馴染み)で、
かのFocusやJean Luc-Ponty(ex-Mahavishnu Orchestra)の大傑作”Enigmatic Ocean”(名手故Allan Holdsworth/Daryl Stuermer等参加)に参加という経歴の持ち主。
Aynsley Dunbar同様ジャズ系の影響が強い演奏スタイルで躍動感・立体感重視。
同じ手数系名手ではございますがAynsley Dunbarよりも整ったスタイルの持ち主ではございますが、
当時のクロスオーヴァー系で当時非常に注目を浴びていた名手Peter Erskine(当時Weather Report、後にJaco Pastorius”Word of Mouth”他)の影響が強かった感がございます。
バークレー音楽院出身というアカデミックさを基に音楽にアプローチしてくる独特の演奏スタイルにバンドの未来を見出した”Journey側”は、(メンバー交代恒例となる)引き抜きを画策。
ツアー後Aynsley Dunbarは脱退しJefferson Starshipに加入。そしてSteve Smith は後任として就任。
前作の成功から来る期待と重圧の中、新作制作にバンドは乗り出す事となります..............................................
さて、今作。
前作の大成功から来る重圧と期待の中ではございますが、それを感じさせない出来でございます。
そもそも前作にて芸達者なバンドに創作面で客観性を持つリード・ヴォーカリストが加入そして大成功で為すべき事が判っている感があり、
また前作では部分的な創作参加であった名手Steve Perryが今作では全面的に創作参加。
重圧など諸共せず意欲的に創作に乗り出している感がございますが、前作で大評判を取ったSteve Perryの秀悦なヴォーカルと壮大なバンド・コーラスを重視した落ち着き感がございます。
また楽曲のコンパクト感がミソ。
名手Steve Perry色が非常に強い感がございますが、今作ではその稀有な才能を敢えて全面に押し出そうというバンドの意向が感じられる感がございます。
またSteve Perryの趣味性も感じられるもの。
かのソウル・ミュージックの名ヴォーカリスト”Sam Cooke”(Steve Perryの元ネタ感........................)ヒット楽曲の事実上の改作(笑)も収録しシングルリリース。何と!大ヒットを記録致します。
(事実上のSteve Perryソロ作であった最終作”Raised on Radio”を除き)全盛期Journeyでは一番のSteve Perry色を感じる感がございます。
そして名手Steve Smith加入がミソ。
ジャズ/クロスオーヴァー系で手数系とは言えど整った演奏スタイルの持ち主ではございますが、
前任名手Aynsley Dunbarは英国人ドラマーで英国独特の「自分のリズムで叩く、(タイムキープはメトロノームのカウントに任せ)リズムで遊ぶ」というタイプ。
後任名手Steve Smith は米国人。
かのRobert Fripp(King Crimson、Sylvian/Fripp)曰くの「米国人ドラマーはリズムに従順」、尚且つSteve Smithはアカデミック面から音楽にアプローチするタイプ。
またリズム隊相方の名手Ross Valoryとの(リズムを含めた)相性が良く、後に「一番演奏し易い」と宣う程。
名手Steve Smith本人曰く「パワーを付ける為にロック音楽分野に活動を広げた」との事で、ジャズ系の細やかさと躍動感・立体感重視と活動で得たロック系のパワーを生かしており、
楽曲の質を格段に上げる演奏貢献が感じられるもの。
また案外手数が感じられる演奏で、名手そうる透さん(Sense of Wonder他)が「こんなに叩いていいのだな」と言わしめる程。
”Journey”の音楽性が単なる優秀なアメリカン・ハード系で済まない、演奏面でも名手系やプロ志向のミュージシャンに一目置かれる存在ではございますが、
全盛期では名手Neal Schonのハイテク感と共にそれを担った感がございます。
全盛期幕開けの大傑作「Infinity」そして大ヒット楽曲を生み大出世作となった躍動感溢れる大傑作「Departure」に挟まれ肩身の狭い思いをしている今作ではございますが、
前作以上に大ヒットを記録。
ツアーも会場規模が大きくなる上に長期化。バンドは更なる成功を収める事となります。
されど初期からの中心メンバーたるGregg Rolieがツアー・アルバム制作の繰り返しに疲労を感じ始め、バンド活動への疑問が頭に擡げ始める事となります...................................
現在では入手が困難。この機会に是非。
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