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御存知!名手故Randy Rhoads/Bob Daisley/Lee Kerslake等参加 オジー・オズボーンの大傑作2nd「Diary of A Madman」 旧リマスター盤 国内盤未開封新品でございます。
古いリマスターでございますが、最初のリマスターでございます。
このリマスター・シリーズ、名手Jake E.Lee時代の大傑作”Ultimate Sin”では”Shot in the Dark”がシングル・ヴァージョンとなっている事で知られますが、今作はオリジナルに即したもの。
故名マスタリング・エンジニアGeorge Marinoがリマスターを手掛けている事がミソ。非常に良心的な音質となっております。
内容は言わずもがな。
ラインナップはオリジナル期名手揃い。
御存知!Ozzy Osbourne(Vo)、名手故Randy Rhoads(G、ex-Quiet Riot)、名手Bob Daisley(B、ex-Widowmaker、Chicken Shack、Rainbow、後にGary Moore、Living Loud他)、
名手Lee Kerslake(Ds、ex-Uriah Heep、National Head Band、The Gods他)となります。
また、ゲストとしてJohn Cook(Key、Cozy Powellの2ndソロ「Tilt」に参加(”Living A Lie”の鍵盤捌き等参照。プログレ系にはかのKestrelのメンバーとして知られる方の模様)、
ストリングス・アレンジ担当でLouis Clark(E.L.O.でのアレンジで知られる)が参加致しております。
共同プロデュースでかのMax Normanが前作に引き前作に引き続き参加となります。
アメリカ進出のスケジュール関係から急遽制作された感のある作品ではございますが、非常に創造性に富むラインナップという事もあり前作同様に楽曲・演奏アンサンブル等非常に充実した内容でございます。
前作は大傑作で大ヒットしたものの、スタジオ制作ならではの加工感があるもの。
ライヴの有り方とギャップが感じられたものでございますが、ここではライヴ感重視でオーバーダビングを随分減らし、シンプルでへヴィな音造りとなっております。
制作時間が非常に限られており、仮録音のギターソロをそのまま使用(”Little Dolls”や”Tonight”でしょうか?)、大作主義タイトル曲でのストリングスや聖歌隊の音量調整が上手く出来なかったとの故Randy Rhoadsの回想がございますが、
それを感じさせない程の充実ぶりでございます。
故Randy Rhoadsの成長は著しいもの。
クラシック・ギター系の技術色が強く、独特の起伏を加えた演奏スタイルは前作以上に巧みとなっており、非常に印象深いもの。
但し、同じL.A.のシーンで活動し故Randy Rhoads自身が前座も務めた”Mammoth”改め”Van Halen”の名手革命児Edward Van Halenのスタイルを応用し自らの演奏スタイルに強く取り入れた成果が目立つもの。
更には洗練されてきており、来るべき筈であった次作以降に更なる期待を持たせるものでございました。
更にはロック音楽系には非常に稀有な「Bluesの影響が皆無」という才能のギタリストの一人(かの名手Alex Lifesonや名手Robert Fripp、薄いと言えば名手Steve Hackett、名手Peter Banksや名手Steve Howeくらいでしょうか......)
という驚くべき特徴を生かした演奏スタイル、作曲や音楽性を指向。
また色彩感が少ないと言われるHM/HR分野で色彩感やポピュラー感を上手く加えたもの。更には非常に楽曲の展開が早いもので飽きさせない出来となっております。
(実家が音楽学校で自身が講師という事があり、故Randy Rhoadsは自身の音楽アンテナを広げていた模様で(影響はないものの)御気に入りのギタリストは存在した模様(元同僚の証言曰く)。
Ronnie Montrose(Montrose)、Leslie West(Mountain、West,Bruce & Laing)、御存知!Ritchie Blackmore/Michael Schenker、巨匠Jeff Beck、何と!Bill Nelson(Be Bop Deluxe)、御存知!Gary Moore(同マネージメントで共にセッション有り。
Gary Moore自身も故Randy Rhoadsの演奏スタイルや才能を称賛)、巨匠故Allan Holdsworth(Igginbottom、Tempest、Soft Machine、Jean Luc-Ponty、Bruford、U.K.他)、Steve Lukather(Toto、Nervebundles)、
Steve Morse(現Dixie Dregs/Deep Purple、ex-Kansas)、驚きのTom Scholz(Boston)、かのジャズ/フュージョン系名手Earl Klugh等々と非常に興味深い名手揃い。
非常に驚きを感じさせる選択ではございますが.......................................
Leslie Westに関しては、かの対位法を用いた作曲(Felix Pappalardi由来のアレンジと思われますが)は興味深いものの、演奏面は稚屈な面が見られると厳しい評価でございましたが......................
(この厳しさがかのDon Aireyとウマが合った感が............................................)
またMick Ronson(David Bowie、Ian Hunter等)も当時のQuiet Riotの同僚Kevin DuBrow絡みで気に入っていた模様。風貌が良く似ておりますが........................................................................
かの歴史的巨匠セゴビアの愛弟子(←ここ非常に重要)で後に元Curved AirのFrancis Monkmanらとプログレ/フュージョン系バンド”Sky”を結成したクラッシック系名手John Williams(かの”Deer Hunter”のテーマ曲でも御馴染み)も
御気に入りだった模様でございますが、こちらは明らかに技術面で影響を受けております....................................................)
また、Bob Daisley/Lee Kerslakeのリズム隊も非常に充実したもの。
HM/HR界最強のリズム隊の一つではございますが、非常に巧み。
非常に起伏に富みスケール感抜群、ハイテク感のみならず変幻自在の感があり、名手故Randy Rhoadsの個性と上手く協調し見事な構築性を見せております。
またBob Daisleyは歌詞のみならず作曲にも絡んでおり、リズム面から見た音楽性で貢献していた感がございます(そもそもこのリズム隊自体が作曲に絡む感が,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,)。
Ozzy Osbourneも前作同様意欲的で、ヴォーカルのメロディ面の充実振りには目を見張るものがございます。
Black Sabbath隠れ名盤”Technical Ecstasy”以降、模索し続けた色彩感に富んだ音楽性を前作で実現し、更に進めた感がございます。
正直巧みなヴォーカリストではございませんが、存在感と応用力は見事なもの。かの名手Rick Wakeman(Yes、ABWH他)が一目置く事が理解出来るものとなっております。
音楽性の新展開はタイトル楽曲”Diary of a Madman”。聖歌隊や弦楽隊を起用した壮大なスケールの大作主義楽曲でございます。
元々アカデミック指向な感のある故Randy Rhoads(だから王立音楽院出身名手Don Aireyとウマが合った感......)の意向が強く反映された感がございます。
故Randy Rhoadsに注目が集まりがちでございますが、スケール感のみならず変拍子を生かした楽曲という事もあり名手リズム隊の有り方も非常な聴きものでございます。
また、Ozzy Osbourneのヴォーカルも興味深いもの。Rick Wakeman曰くの「大作主義に合う存在感」のまさにそれでございます。
今曲のみならず、他曲での応用性に目を見張るものがございます.....................................
制作後、ビジネストラブルで名手リズム隊は解雇。
非常に創造性に富んだこのラインナップが崩壊した事が悔やまれるものでございます........................................................................
この機会に是非。
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