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- 拍卖号: l641246208
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素朴さと窯変の美しい土味、伊作氏の個性的な印紋、窯変などの味わい深い茶碗になります。
大体の大きさは、高さ:約8,5cm、径:約13,8cm程度になります。
中川伊作は沖縄に埋もれていた、滅びつつある南蛮焼を現代に甦らせ、沖縄の土塊に命を吹き込む最も原始的且つ高度な創造にロマンと情熱を注ぎ込んだ。中川伊作の南蛮焼の基本は酸化塩で焼く「赤色」。生地の色に焼締めが備前に似ているが、知花の焼がより赤いのは土に金を含むからで備前がより知花に似ているとも言える。焼肌の白い石はサンゴの破片が焼くとき飛んでくい込んだ物でこれが焼きに見えれば、これこそ中川伊作の南蛮焼である。
【プロフィール】
1899年 京都に生まれる
1921年 京都市立絵画専門学校卒業
1928年 日本創作版画協会最初の会員となる
1930年~32年 文部省主催日本版画巡回展(ルーブル、マドリッド、ジュネーブ、ロンド ン、ニューヨーク等美術館展示
1938年 南蛮焼コレクション百点を京都国立博物館に展示柳宗悦氏ら民芸協会員の沖縄行きの契機となる
1941年 「南方華布」(京都書院刊)を著す
1960年 渡米、サンフランシスコを中心に各地で個展、木版画の紹介に努める
1964年 サンフランシスコ・ルドルフセーファー美術学校の客員教授となり州立大学他、教育機関において東洋画の講義。その間海外展10数回、サンフランシスコ市長より金鍵授章
1967年 メキシコ・グァテマラにスケッチ旅行
1972年 沖縄にて南蛮焼の作陶を始める
1977年~90年 沖縄市知花に登り窯を築く。
以後、東京、名古屋、京都、大阪、山沖縄、各地にて
南蛮陶器と木版画の個展
2000年1月2日往生 享年100歳
粗めの土で、焼けも強く傷のように見える箇所もありますが、傷ではありませんのであらかじめご了承ください(写真を参照)
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