東欧・ソ連に駐在経験があり、スパイ小説を得意とするロバート・リテル著、「スリーパーにシグナルを送れ（The Sisters）」です。北村太郎訳、新潮文庫。1988年・文庫初版。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。

★内容：　KGBスリーパー養成所元教官は、不遇だった。西側に潜入した教え子たちが次々に発見されたのだ。技倆を疑われ、特権を剥奪され、収容所送りにもなりそうだ。ついに亡命を決意した彼は、その見返りに息子のように愛した最後の弟子を裏切る。一方華やかな過去を持つCIAの2人組は、史上最大の完全犯罪を目論んでいた。ついにスリーパーは目覚め、目標めざして行動を開始した。「このミステリがすごい！」1988年版・海外6位。

★著者、ロバート・リテル（Robert Littell）は1935年、米国ニューヨーク生まれ。1956年、Alfred University卒業。「ニューズウィーク」の記者として東欧やソ連に駐在した。1973年のデビュー作『ルウィンターの亡命』で英国推理作家協会ゴールド・ダガー賞を受賞。その後もスパイ小説を数多く手がけている。2007年、" Legends"でドイツ・ミステリ大賞翻訳作品部門受賞（第1位）。主な著作に、『スリーパーにシグナルを送れ』、『赤葡萄酒のかけら』、『最初で最後のスパイ』、『ロシアの恋人』、『CIA　ザ・カンパニー』、『Legends』、『Vicious Circle』、『The Stalin Epigram 』など。息子は小説家のジョナサン・リテル。

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