ヴェルディ 歌劇 オテロ DVD リージョン1 ドミンゴ テ=カナワ レイフェルクス 極美品 ショルティ コヴェントガーデン モシンスキー 1992 KULTUR アメリカ国内仕様

ショルティ ドミンゴのオテロ です。まずもってこの品が アメリカ国内用のREGION1 仕様である事をお断りしておきます。ある時 急にこの録画が見たくなり、探したところ REGION2盤は品切れ入荷未定…仕方なくこちらを入手した次第です。私はREGIONFREE機で視聴しましたが 普通に楽しめました。パソコンでも視聴可能とか。他の仕様との音や画像の違いは分かりません。見比べも楽しいと思います。宜しくご了解ください。
ドミンゴのオテロがエネルギッシュで凄い出来です。 エンジン全開と言うか…彼の最初の録音レヴァイン盤の熱演を思い出しました。この頃は全盛期でも後半の時期ですが、普段の舞台はすこし自制していた事が分かり興味深いです。レイフェルクスは 歴代のヤーゴほどには個性的ではないものの ノーブルな容姿と歌が印象的で、ドミンゴから重用された理由が理解されます。どう見ても悪人には見えない 聴こえない点をどう判断するかで評価が分かれそうです。珍しくキリさんに批判が集まっている様です。デズデモーナという役が 受動的で“はっきりしない”役である点と キリさんの持ち味から考えて、これはこれで“了”とすべき出来だと感じました。ショルティは いつも乍のシャープで剛直な指揮。フレーズの最後を せめてあと1/4音でも伸ばしてくれたら 歌手も聴き手もさぞ気持ち良かろうに…という感じがします。演出は かなりオーソドックスな感覚で、主役のエネルギー感もそれ故かも と想像しました。このオテロは 明らかに 異人感 異文化感がいっぱいで、そここそがドラマの根幹である事を再認識しました。（演出家はこの度のコロナで亡くなられたのだそうです。）
カーテンコールの映像には ご臨席のチャールズ皇太子 ダイアナ妃が大きく映し出されて華やかです。この舞台が いわゆるガラ公演であった事が分かり、全体の高揚感 中でもドミンゴの張り切りぶりが理解できました。既に別居状態で ほどなく離婚という時期らしいのですが、お二人とも穏やか かつ満面の笑みで…これが即ち“グランドマナー”なのだと感じました。

極美品です。本体 開封時のままに綺麗です。ケースに当たりキズがありますが、これは流通時の瑕疵だと思います。アメリカ国内仕様とあり ブックレットは付いていません。リージョンの件 ご納得ください。

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