外箱開封済み、ブリスター未開封の新品になります。リーフレットは欠品してるので写真に写したカラーコピーを付けます。

◆趣味の三菱Ｔ－２
  第２次世界大戦後、航空自衛隊の主力戦闘機はＦ－８６Ｆセイバー（マッハ０．８６）でした。この時代の練習機はＴ－３３。

  Ｆ－８６Ｆの後は、マッハ２を出せるＦ－１０４Ｊ。その次がＦ－４ＥＪファントムⅡ。
  この頃になると、訓練機としてＴ－３３では役不足になりました（あまりにも速度が違いすぎて）。

  戦後、国産機としてＹＳ－１１やＴ－１練習機、Ｃ－１輸送機といった機体を着々と開発してた日本にとって、超音速訓練機の開発はまたとないチャンスだった為、純国産の超音速ジェット練習機を開発する事に。

  が！ いつものよーにアメリカ合衆国から圧力がかかります。

  『自主開発なんかしなくていいから、Ｔ－３８タロンを買えよ～』と。

  Ｔ－３８は、海外供与されたＦ－５戦闘機の複座練習型で、そこそこ高性能なのですが、もっと高性能な機体を望んだ日本はアメリカからの外圧をはねのけて、Ｔ－２を開発します。

  Ｔ－２には前期型と後期型があり、前期型は操縦訓練用（前期課程で使用する）でレーダーや火器管制システム、バルカン砲を搭載してないのですが、後期型は戦闘訓練用（後期課程で使用）するため、レーダー・火器管制システム・バルカン砲を搭載しており、戦闘機パイロットの訓練を行うようになってます（外見は一緒ですが、塗装が異なってます。前期型の方が各所にオレンジが入って派手）。

  普通に戦闘機として使えるぐらい高性能だったので、戦闘機としても使う事に（最初からそれが狙いで練習機Ｔ－２を開発した可能性もあります。戦闘機を開発すると言ったらアメリカが許さないだろうから）。

  Ｔ－２は練習機なので複座ですが、戦闘機に教官が乗る必要がないので、Ｆ－１では後部座席を無くして、その場所にはコンピューターを搭載してます。

  なのでＴ－２とＦ－１のシルエットもそっくりで、違いは後部座席が有るか無いかぐらいです。

  全長約１２ｃｍの塗装済み模型で、全体的にグレーで塗装されてます。