波多野裕造著、「物語 アイルランドの歴史 ― 欧州連合に賭ける“妖精の国”」（中公新書）です。状態は、全般に良好です。送料は、クリックポストで185円です。　

★内容：　アイルランドは人口僅か350万余の小国ながら現在、世界各地に住むアイルランド系の人々は七千万を超すといわれる。現大統領メアリー・ロビンソン女史は就任演説で「七千万同胞の代表として」と抱負を語った。紀元前数世紀いらいの古いケルト文化と伝統を継承するこの国は、いま統合ヨーロッパの息吹の中で、新たな飛翔を試みている。本書は五千年に及ぶ民族の哀歓の歴史を跡づけ、北アイルランド問題の本質にも迫ろうとする。

★著者、波多野裕造は1930年、京都府生まれ。東京大学文学部卒業。毎日新聞社で政治記者、ワシントン特派員などを務めたのち、1976年に外交官となり、エジプト、イギリス公使、カナダ・トロント総領事、カタール大使、アイルランド大使などを歴任。その後、白大学教授・名誉教授を務めた。著書に『ケネディ家の栄光と悲劇』、『物語アイルランドの歴史』、『我々にとってアメリカとは何か』（共著）など。訳書に『草の根アメリカ：民衆のこころ・五つの顔 ニューヨーク・タイムズがとらえた建国200年目のアメリカ・イメージ』（ジーン・ロバーツ他編）、『恐ろしい美が生まれている アイルランド独立運動と殉教者たち』（ユーリック・オコナー）など。瑞宝中綬章受章。2017年死去（享年86）。没後、正五位に叙された。

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