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御存知!名手Jake E.Lee 初のソロ作・唯一のオリジナル楽曲作 一人多重録音隠れ名盤「A Fine Pink Mist」国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、解説等に幾分使用感がございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは一人多重録音。
名手Jake E.Lee(G、B、Key、Drum Programming、ex-Ozzy Osbourne Band、Badlands、現Red Dragon Cartel)のみとなります。
プロデュースはJake E.Lee自身。エンジニアはGeorge Tutkoとなります。
Badlands解散後暫くして、Mandy Lion(Vo、ex-World War Ⅲ)や
故Jimmy Bain(B&Vo、Key、ex-Rainbow、Wild Horses、Dio、World War Ⅲ、後に、Three Legged Dog、The last in Line、Ressurection Kings)等と
”Wicked Alliance”を結成。
BadlandsのBlue/Rock指向HRの音楽性から一転、グランジ/オルタナ通過の現代メタル系の音楽性を指向。
メンバー交代を経つつ活動を開始。日本のレコード会社と契約を得る事となります。
デモ録音を制作するものの満足する成果がレコード会社同様得られず、バンドは解散の憂き目に遭う事となります.............
その後、制作契約が名手Jake E.Lee自身という事があり、ソロ作制作に変更。
Rattを脱退しスタジオ経営や制作プロデューサー/エンジニアとして活動していたJuan Croucier(ex-Dokken、Ratt)にプロデュースを依頼。
その”The Cellar Studios”にて制作を開始する事となります。
されど意見の相違が厳しく制作は難航。
一部のカバー楽曲(第一期Jeff Beck Group”Rice Pudding”)が陽の目を見たのみで決裂と相成ります。
(その際の録音テープが制作費問題で後に競売にかけられる事に.................何かねぇ..........................)
因って制作は破棄となり、名手Jake E.Leeは自身に自宅で宅録として再び制作を開始する事となります。
予算の関係や録音機材の進展の恩恵から自身による多重録音を指向。
その後正規スタジオにて編集・音調整を行い、ようやく完成を見る事となります..................................
さて今作。
名手Jake E.Lee曰くは「(制作環境の問題等で)上手くいかなかった」との事でございますが、案外出来の良いもの。
インスト作で一人多重録音という事もありデモ感と趣味性が感じられるものでございますが、何せOzzy Osbourne BandやBadlandsで創作の中心を担った人物。
案外完成度が高いもの。
名手Jake E.Leeの音楽的背景が窺えるものでございます。
とりわけOzzy Osbourne BandやBadlands時代には重要な基礎創作を担っていた事が窺える質の高さ。
そもそも当時のOzzy Osbourne Bandは「良い基礎創作が出来て当たり前。それを皆で凄い楽曲に仕上げる」がモットーというもの。
名手Jake E.Leeの単体での創作能力の高さが窺えるものでございます。
今作は現代メタル系と言われた幻の”Wicked Alliance”の指向した音楽性でその基礎楽曲という感がございますが、
Ozzy Osbourne~Badlandsの流れを汲む感がございます。
また名手Jake E.Lee特有の不思議なポピュラー感が感じられるもの。
そもそも幻の”Wicked Alliance”用に創作していたと感じられる現代メタル系のヘヴィな楽曲でかの”World War Ⅲ”を彷彿とさせるものや
Blues系で始まりその後かの”The Ventures”的な音楽性を指向する楽曲、Badlandsで創作の基礎になりそうな楽曲があり、案外飽きさせないもの。
また意外な解り易さが伴う事がミソでございます。
そもそも不思議なポピュラー感が伴う事が名手Jake E.Leeの特徴でございますが、メロディ重視もミソ。
当時既にキャリア組であったかの名手George Lynch(当時Dokken、後にLynch/Mob他)ではなく、名手Jake E.Leeを選んだOzzy Osbourneも音楽基礎が”The Beatles”でメロディ重視。
Ozzy Osbourne Band起用の理由が窺えるものでございます。
そもそも八十年代のHR/HMを中心としたハイテク・ギタリスト・ブームで見られた無意味な技術品評会的な作品を敢えて避けている事がミソ。
インスト作とは言えど楽曲を重視した感が有り、今作以後はソロ作とは言えどバンド重視となり、現行では”Red Dragon Cartel”を結成。
名手Jake E.Leeの指向する音楽性が窺えるものでございます。
また、今作の楽曲の有り方や音造りから、共作やヴォーカリストを迎えて今作を発展させたかった感が窺え、冒頭の発言に繋がる感がございます......................
リリース後は「ミュージシャン特有の私生活問題」やビジネス問題が絡み、長い沈黙に消える事となります................
名手Jake E.Leeの後任であった名手Zakk WyldeがOzzy Osbourne Bandを脱退。
後任として再び名手Jake E.Leeに白羽の矢が立つ事となりますが、本人は参加を拒否。
(在籍時のビジネス問題に脱退後の名手Jake E.Leeへの心無い非難を鑑みれば............何かねぇ....................)
再共演は不可能という感がございます............................
この機会に是非。
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