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- 拍卖号: d423724852
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★商品説明★ | 岩井三四二著 「おくうたま」 光文社文庫 2013年 7月 文庫初版 定価 781円+税 469頁 |
★著者略歴★ | 1958年、岐阜県生まれ。一橋大学経済学部卒業。電機メーカー就職。1996年デビュー作「一所懸命」で第64回小説現代新人賞。1998年「簒奪者」(後に兵は詭道なり・斉藤道三)で第5回歴史群像大賞。2003年「月ノ浦惣庄公事置書」で第10回松本清張賞。2004年「村を助くは誰ぞ」で第28回歴史文学賞。2008年「清祐、ただいま在庄」で第14回中山義秀賞を受賞。 |
★作品内容★ | 浅井長政は信長によって攻め滅ぼされた。その直前、庶子の喜十郎は乳兄弟の弥十郎と共に、京都の北の村の医師・瑞石に預けられる。喜十郎12歳のときであった。信長の執拗な追っ手をかわして4年、16歳に成ったが、浅井家再興の志は強く、医学の修練には身が入らぬ日々だが、それでも一様医者の弟子らしくは成っていたのだが、ついに身近に追っ手が迫り、師匠と共に、秀吉の弟・小一郎の陣にもぐりこみ、傷医者として燈台下暗しの日々を送る。かつて浅井家に仕えたものも多く、冷や汗の日々だが、丹波攻めまではどうにかごまかしていたが、ついにその正体もばれ、越前の一向一揆に参加、そこも追われ飛騨の山奥で過ごすが、そこに信長が倒されたとの知らせがあり。お家再興を賭け明智軍に加わるが、それも数日で夢破れる。父が残したという遺言は何なのか。そして、師匠の言葉と。12歳の少年が、10年間に成長してゆく姿が描かれる。タイトルの”おくうたま”の意味が最終章で明かされる。泣けるかも。 |
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