有方敏郎（1922年生まれ、姫路市出身）は、1955年にグタイ会の会長である吉原治良に師事しました。1977年には英国に留学し、尼崎市民芸術賞を受賞。1978年には毎日新聞の絵画教室の講師を務めました。1979年には沖縄県知事の招待で戦没者慰霊のためサンスクリット・マンダラ展を開催し、同年韓国美術協会会長や美術評論家協会会長に招かれました。1980年にはアメリカのバクスター美術館に招かれ、ユニバーサルTVやハワイTVに出演し「異色な日本人画家」として紹介されました。1988年にはドイツ・アウスグブルグ市長から招待され文化使節として展覧会を開き、1989年にはブレヒト美術館でも展示を行いました。2000年には韓国以形会の理事を務め、「有方賞」が設立されました。2005年にはソウル延世文化センターで「有方敏郎の世界展」を開催し、姫路韓国美術展の企画実行委員長を務めました。2006年にはガラス絵展を、2009年には「T.Arikata　新創作展」を開催しました。