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■■『茶道誌』・・・■■
●●『なごみ』・・・●●
**”(2013年10月・通巻第406号)”**
■■『特集』・・・■■
―”茶人を魅了した華布”―
●●『更紗の来た道』・・・●●
**”監修=佐藤留美・(五島美術物館学芸員)”**
**”(約41頁)”**
★茶の湯の世界で茶の包道具として珍重された更紗。
更紗とは模様染めを施した木綿布をいう。
遠くインドで生まれ、ジャワやヨーロッパを経て、日
本に伝来した更紗。
今なお人びとの心をとらえてやまない華やかな更紗の
魅力に迫る。
■■『小特集』・・・■■
―”藤田美術館開館60周年・藤田家東邸100周年”―
●●『近代数寄者・藤田傅三郎の人と眼』・・・●●
**”監修・文=伊藤嘉章・(東京国立博物館)”**
**”(約41頁)”**
■発行日=平成18年2月1日。
■発行所=株式会社・淡交社。
■サイズ=18×25.5cm。
■定価=840円。
■状態=美品。
●表紙に・多少のキズ・ヤケが有ります。
●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが
●大きなダメージは・無く
●年代的には・良い状態に思います。
◆◆注意・・・◆◆
★本誌開き側下に、多少の歪みが有りますので
ご理解下さい。
★また、発行日より・経年を経て下ります。
コンディションに係らず・古書で有る事を
充分に御理解の上・御入札下さい。
★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!
●全・128頁・・・!!
●特集・・・!!
◆「更紗の来た道」・は・約41頁。
●小特集・・・!!
◆「近代数寄者・藤田傅三郎の人と眼」・は10頁!
●蒐集・資料などの・参考に・・・!!
●探されていた方は・この機会に・・・!!
●以下・詳細をご覧ください・・・!!
◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。
◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。
◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。
◆掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
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■■『特集』・・・■■
―”茶人を魅了した華布”―
●●『更紗の来た道』・・・●●
**”監修=佐藤留美・(五島美術物館学芸員)”**
**”(約41頁)”**
★茶の湯の世界で茶の包道具として珍重された更紗。
更紗とは模様染めを施した木綿布をいう。
遠くインドで生まれ、ジャワやヨーロッパを経て、日
本に伝来した更紗。
今なお人びとの心をとらえてやまない華やかな更紗の
魅力に迫る。
◆草花獅子文金華布裂。
・前田家伝来。
・17世紀。
・京都国立博物館。
●●「茶道具を彩る更紗」・・・●●
―”五島美術館の包み裂”―
**”協力・五島美術物館”**
**”解説・佐藤留美・(五島美術物館学芸員)”**
★江戸時代の中期までに舶載された上手のインド更紗を。
古渡り更紗と呼ぶ。
江戸時代も後半になると、インド更紗に代わってヨーロ
ッパ更紗の輸入が始まる。
模様染めはよりビビッドに。
五島美術物館所蔵の茶道具の名品を彩る更紗にも、その
変化は見てとれる。
①・縞手更紗帖紙包み裂。
・17世紀。
★重要文化財・「梅花小猛禽図・伝馬麟筆」・
付属。
②・網手更紗包み裂。
・17世紀。
★紹鴎作・「共筒茶杓」・付属。
③・山鵲手更紗包み裂。
・17世紀。
★唐物文琳茶入・銘・「吹上」・付属。
④・小花蔓草文更紗包み裂。
・18世紀。
★赤楽茶碗・銘・「夕暮」・付属。
⑤・段更紗包み裂。
・17~18世紀。
★伯庵茶碗・銘・「冬木」・付属。
⑥・白地草花文更紗包み裂。
・18世紀。
★唐物文琳茶入・銘・「本能寺」・付属。
●「更紗が包むもの」・・・●
◆山鵲手更紗包み裂と白極緞子・(茶入仕覆)・緘間
道・(茶入仕覆)。
●「ヨーロッパ更紗の包み裂三種」・・・●
①・人物風景模様刺繍更紙包み裂。
・18~19世紀。
★伯庵茶碗・銘・「冬木」・付属。
②・緑地七面取プリント更紗包み裂。
・19世紀。
★黄瀬戸平茶碗・銘・「朽木」・付属。
③・白地小花文様プリント更紗包み裂。
・19世紀。
★唐物大海茶入・銘・「稲葉大海」・付属。
●「古渡り更紗とは」・・・●
◆山鵲手更紗。
◆網手更紗。
◆縞手更紗。
◆段更紗。
―”彦根更紗”―
◆「彦根更紗」・山鵲手。
・東京国立博物館。
★和更紗・(鍋島更紗か)。
◆「彦根更紗」・紋尽手。
・東京国立博物館。
◆「彦根更紗」・紋尽手。
・東京国立博物館。
●●「異国趣味への憧れ」・・・●●
―”更紗に熱狂した江戸時代”―
◆杜若文様更紗縫合小袖・(部分)。
・17~18世紀。
・文化学園装飾博物館。
◆更紗陣羽織・(部分)。
・山鹿素行・所用。
・17世紀。
・松浦史料博物館。
―”江戸時代に更紗を表具裂に使った貴重な例”―
◆誰ヶ袖図屏風・(部分)。
・17世紀。
・МОA美術館。
◆更紗表具・「近衛信尹筆・和歌短冊」。
中廻し・白地紋尽し手更紗。
・17世紀。
・徳川美術館。
―”更紗の来た道をたどる・1”―
●●模様染めの始まり・「インド更紗」・・・●●
**”協力・岩立広子
・(岩立フォークテキスタイルミュージアム館長)”**
★古渡り更紗のふるさと、インドーー
紀元前から更紗を制作し、モヘンジョダロ遺跡から焙
煎を用いた茜染めの木綿布の出土例がある。
染料に浸ける前に媒染剤で文様を型押しする、先媒染
法と捺染防染法を併用し、宗教的な主題の文様や大柄
の草樹、花鳥など、地域ごとにその文様も独特だ。
大航海時代以降、西欧や日本へも輸出され、新鮮な色
彩とデザイン・堅牢度は各国に大きな影響を与えた。
インド更紗はどのように使われ、どんな人たちがまと
ったのだろうか。
1970年から80回にわたってインドを訪ね、イン
ドの染織を蒐集してきた岩立広子氏のコレクションか
ら見ていこう。
●「木版更紗のベール」・・・●
①・村人に愛用された小花文様の鬼更紗。
七つの点の花文はエジブト・フスタートの遺跡
からの出土品に見られる古いデザイン。
ラージャスタン州・(インド北西部)・ジャイ
ブル・20世紀中頃。
②・ごく薄い上等の木綿を真ん中で赤と黒に染め分
けている。
シャイブル周辺・19世紀末。
③・花束のように小花が集合した模様は、ラージャ
スタン州・サンガネールに特有。
天然藍で染めた水色は今では出せない貴重な色。
・19世紀末。
④・藍に鬱金を重ねた深い緑色も今では出せない色。
・20世紀前半。
◆19世紀小裂いろいろ。
★木版と手描きの併用。
古渡更紗に似ているが、さらに繊細な木版
を使用したマハラジャ御用達の上等な更紗。
●灼熱の太陽の下、鮮やかに翻る村の女性たちのスカー
トは、古渡更紗の原形だった。
◆臙脂色のブリーツスカート。
・ラージャスタン州ハルメル。
・20世紀後半。
◆布を贅沢に使ったスカート。
・サンガネール。
・20世紀中頃。
●港町マスリパタムで制作されたペルシャ好みの手描き
更紗・(カラムカリ)。
◆ムガールスタイルの男性用長衣・(アルガンキ)。
・ジャイプル。
・19世紀末~20世紀初頭。
◆生命の樹模様の掛け布。
・コロマンデルコーストのマスリパタム。
・19世紀。
―”更紗の来た道をたどる・2”―
●●蝋染の美・「ジャワ更紗」・・・●●
**”協力・渡辺万知子・(染織家)”**
★インドネシアには古い時代のインドの染織が多数伝来
した。
王家や貴族の家に儀式用の布として伝わったものだ。
一方、宮廷に始まるジャワ更紗は、インドの染織の影
響を受けてさまざまの模様が生まれた。
蝋防染を用いた細やかな幾何学文や花鳥文、宗教を主
題とした文様などーー。
さらにアラブ・中国・ヨーロッパ文化の洗礼を受けて
、独特の意匠が花開いた。
インドネシア各地の特色ある染織を蒐集する渡辺万知
子氏のコレクションから紹介する。
―”インド更紗の影響と、ジャワ独自の伝統と”―
◆ラーマーヤナ文様のインド更紗。
・18世紀。
◆タンバル文様のジャワ更紗。
・19世紀後半。
★スラカルタとラスム。
◆宮廷に由来する伝統様式のジャワ更紗。
★ウダンリリス文様。
・スラカルタ。
★バラン・ルサック文様。
・ジョックジャカルタ。
★シド・ウィラサト文様。
・スラカルタ。
★スメン・グルド文様。
・ジョックジャカルタ。
―”草花や鳥獣が躍動する茜と藍の世界”―
◆向かい合った鋸歯文様は着用時に前中央に置き、
服装の美しいポイントに。
楕円の中の鹿の文様が珍しい。
・チルボン。
◆バラ模様の現代的な更紗。
・プカロンガン。
◆鋸歯文様や菱形の中に小さな花や鳥を描く・ラム
スの更紗。
◆白地に藍の濃淡で大輪の花柄を染める。
・プカロンガン。
◆立木模様のジャワ更紗。
・プカロンガン。
―”更紗の来た道をたどる・3”―
●●木版から銅板へ・「ヨーロッパ更紗」・・・●●
**”協力・織田有”**
★インド更紗の模倣を脱し、写実的な花柄や神話・文学
・歴史の一場面など、独自の模様を完成させたヨーロ
ッパ更紗は、やがて機械による大量生産へ移行する。
◆日本に輸出された・ヨーロッパ更紗3点。
★17世紀初頭から18世紀前半までの古渡
りインド更紗に代わって、19世紀前半に
日本に舶載されたヨーロッパ更紗。
日本向けにつくられた小花柄だが、どこか
異国風の香りを漂われている。
◆木版から銅板まで・更紗小片・4点。
★「オリエンタル風景」・フランス・ミュー
ルーズの銅板更紗。
・1840年。
★「愛の讃歌」・フランス・ナントの銅板更
紗。
・1815年。
★「銅板更紗花卉文様」。
・19世紀初頭。
★「小さな酒飲み」・フランス・ジェイの木
板更紗。
・1770年。
**”以下・白黒”**
●●「インド更紗との出会い」・・・●●
**”談=岩立広子・
(岩立フォークテキスタイルミュージアム館長)”**
●おおらかな布。
●手描き更紗カラムカリ。
●●「更紗」・・・●●
-”江戸に咲いたインドの華布-
**”監修=佐藤留美・(五島美術物館学芸員)”**
●更紗が渡ってきた時代。
●南蛮船・紅毛船の来航。
●さらさとは?。
●商館員が見た日本。
●足元に付け込まれたオランダ商人。
●日本人向けのデザイン。
●茶道具と「更紗」。
●一番更紗・鬼手更紗。
●「さらさの語源」・・・●
●「更紗ファッション」・・・●
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No.213.002.002